ディズニーシーで船に乗って移動できるアトラクションといえばトランジットスチーマーラインですよね。ただ、このアトラクションの具体的なディズニーシー 船 ルートについて、公式サイトを見ても少し分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、3つの乗り場と移動ルートについて、地図を使って分かりやすく解説していきます。
さらに、待ち時間や時刻表の目安、混雑しやすい時間帯の工夫、ファンタジースプリングスへの移動に役立つルートなども紹介します。
この記事を読めば、ディズニーシーの船のアトラクションをスムーズに利用できるようになり、園内の移動がもっと快適で楽しくなりますよ。
この記事で分かること
- 3つの乗り場と移動ルートの全体像と選び方
- 時間帯別の待ちやすさと時刻の確認ポイント
- ファンタジースプリングスへの移動の実践手順
- 途中下車やベビーカー対応などの運用ルール
ディズニーシーの船トランジットスチーマーラインのルート完全ガイド
- ディズニーシー内の移動手段の基本
- ディズニーシーの船のアトラクション「トランジットスチーマーライン」の魅力
- トランジットスチーマーラインの3つの乗り場
- メディテレーニアンハーバー出発船の移動ルート【地図付】
- ロストリバーデルタ出発船の移動ルート【地図付】
- アメリカンウォーターフロント出発船の移動ルート【地図付】
ディズニーシー内の移動手段の基本
東京ディズニーシーは、世界でも珍しい「海」をテーマにしたパークです。園内はとても広くて、アメリカンウォーターフロントからロストリバーデルタまで歩くと、直線でも1.5km以上あります。1日でたくさんのエリアを回ろうとすると、歩くだけではちょっと大変に感じることもありますよね。
そんなときに便利なのが、園内を移動できる乗り物です。船のトランジットスチーマーラインや、電車のディズニーシー・エレクトリックレールウェイをうまく使えば、移動もぐっと楽になります。
トランジットスチーマーラインは景色を楽しみながら移動できる船で、ちょっとした休憩気分で乗れるのが魅力です。

一方、エレクトリックレールウェイはアメリカンウォーターフロントとポートディスカバリーを結ぶ高架電車で、歩くと10分以上かかる道をたった2分ほどで移動できる便利なルートになっています。

初めて行く方は、事前に公式サイトから園内マップをチェックしておくのがおすすめです。どこに乗り場があるのかを知っているだけで、当日の動きがとてもスムーズになります。また、東京ディズニーリゾート公式アプリを入れておけば、待ち時間や運行状況もすぐに確認できるので安心です。
ディズニーシーの船のアトラクション「トランジットスチーマーライン」の魅力

トランジットスチーマーラインは、東京ディズニーシーの雰囲気をたっぷり味わえる移動アトラクションです。クラシックな蒸気船のようなデザインの船に乗って、水路を進みながら景色を楽しむことができます。昼間は港町の建物や青空が広がる景色をのんびり眺められ、夜になると水面に映る灯りやイルミネーションがとてもロマンチックで、昼と夜でまったく違う表情を見せてくれるのが大きな魅力です。
2018年のリニューアル以降は、出発地やルートごとにアナウンスやBGMが変わるようになり、何度乗っても新しい発見があります。例えばメディテレーニアンハーバー発では、港町の雰囲気を感じさせる案内が流れるなど、世界観に合わせた演出が楽しめるんです。
ただし、気をつけたいのはショーの時間です。ハーバーショーの準備や本番の時間帯は、ルートが変わったり一時的に運休になることもあります。当日になって「乗れなかった…」とならないように、公式アプリや園内の掲示板で運行情報をチェックしてから利用すると安心です。
トランジットスチーマーラインの3つの乗り場

東京ディズニーシーの水上移動を担うトランジットスチーマーラインには、以下の3つの乗り場があります。
- メディテレーニアンハーバー
- アメリカンウォーターフロント
- ロストリバーデルタ
それぞれの乗り場は独立したエントリーポイントとして設けられており、運営時間やルートの特徴も少しずつ違います。メディテレーニアンハーバーはパークの玄関口に位置していて、朝から利用しやすいのが特長です。アメリカンウォーターフロントでは周遊型のルートが楽しめ、景色をじっくり眺めたい人に向いています。そしてロストリバーデルタはパークの奥にあるため、次のエリアへ移動する際や帰りに使うのに便利です。
乗り場 | コース | 所要時間の目安 | 到着地 | 定員 |
---|---|---|---|---|
メディテレーニアンハーバー | 片道 | 約7分 | ロストリバーデルタ | 49名 |
ロストリバーデルタ | 片道 | 約6分 | メディテレーニアンハーバー | 49名 |
アメリカンウォーターフロント | 一周 | 約13分 | 乗車と同じ | 49名 |
どの乗り場を選ぶかによって、到着地や所要時間が変わります。効率的にアトラクションを回りたい方は片道移動を、景色をゆっくり楽しみたい方は周遊コースを選ぶと良いでしょう。
それでは、それぞれの乗り場や移動ルートについて詳しく見ていきましょう。
メディテレーニアンハーバー出発船の移動ルート【地図付】

メディテレーニアンハーバーから出発する船は、ロストリバーデルタ方面へ片道で進むルートが基本です。所要時間はおよそ7分で、1隻あたり約49名が乗船できます。パークの入り口に近いことから利用者が特に多く、入園直後の移動手段としても便利に使われています。
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このルートは、パークの中心部から奥のエリアへとまっすぐ進むため、ディズニーシーを散策する最初の移動にぴったりです。船に乗って進むと、メディテレーニアンハーバーの美しい街並みを水上から振り返ることができ、歩いているだけでは気づかない角度からの景色を楽しめます。
移動のためだけでなく、景色を味わう観光体験としても価値のあるルートなので、初めて訪れる方はもちろん、何度も来ている方でもおすすめです。のんびりと水上からの景観を楽しみながら移動できるのが、この出発地ならではの魅力です。
ただし、運行は天候やハーバーショーなどの公演準備によって変更や一時中止になる場合があります。特にショーの前後は航路が制限されることがあるため、乗船を予定している方は公式アプリや現地の案内板で最新情報を確認することが欠かせません。
ロストリバーデルタ出発船の移動ルート【地図付】

ロストリバーデルタから出発する船は、メディテレーニアンハーバーへ向かう片道コースが基本となっています。所要時間はおよそ6分で、1隻につき約49名が乗船可能です。パークの奥から入口付近まで一気に移動できるため、午後以降や夕方の時間帯に特に便利に使えるルートです。
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夕方以降は、多くのゲストがアトラクションを楽しんだ後にエントランス方面へ戻るため、このルートは利用者が集中しやすくなります。特に閉園が近づく時間帯は、帰路につく人たちで混雑が発生しやすいため、時間に余裕を持って向かうことをおすすめします。
ロストリバーデルタ発の船に乗ると、水上からパークの景観を逆方向に眺められるのが魅力です。メディテレーニアンハーバーに近づくにつれて港町の街並みが広がり、船での移動そのものがアトラクション体験として楽しめるのも、このルートならではの魅力です。
ロストリバーデルタ出発の特別ルートについて
水上ショーが行われている時間帯には、臨時運行として「ロストリバーデルタとアメリカンウォーターフロント間」の片道便が設定されることがあります。
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この場合、航路は一方通行となり、約20分間隔での運行となります。ショーの最中でも効率的に移動できる手段として活用できるのが大きな特徴です。
アメリカンウォーターフロント出発船の移動ルート【地図付】

アメリカンウォーターフロントから出発する船は、園内をぐるりと一周して元の乗り場へ戻る周遊コースです。所要時間はおよそ13分で、1隻の定員は49名ほど。船に乗っている間、メディテレーニアンハーバーやロストリバーデルタなど、複数のエリアを水上から眺めることができます。まさに「移動」と「観光」を一度に楽しめるのが、このルートの魅力です。
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特に人気なのは、夕暮れから夜にかけての時間帯です。港の灯りが水面に映り込み、昼間とは違ったロマンチックな雰囲気を味わえます。そのため、ショーが終わった直後や夜景が映える時間には、多くのゲストが集中する傾向があります。
周遊ルートという性質上、移動目的というよりは、のんびりと船旅を楽しむ観光体験に適しています。時間に余裕があるときに利用すると、パークの新しい一面を発見できるでしょう。
アメリカンウォーターフロント出発の特別ルートについて
水上ショーの開催中には臨時便として「ロストリバーデルタとアメリカンウォーターフロント間」を結ぶ片道コースが運行されることがあります。
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この場合、航路は一方通行となり、20分間隔での運行となるのが特徴です。ショーを楽しみながら効率よく移動できる手段として利用できるのは、この臨時便ならではのメリットです。
夢を叶える準備をしよう!
ディズニーシーの船トランジットスチーマーラインのルートと使い方
- 3つの乗り場の待ち時間や時刻表・混雑対策
- ベビーカーや車椅子のまま乗車可能
- ファンタジースプリングスへの移動にも便利
- 途中下車は可能?
- トランジットスチーマーラインのバックグランドストーリー
- ディズニーシーの船型アトラクションのルートを総括
3つの乗り場の待ち時間や時刻表・混雑対策

トランジットスチーマーラインは、ちょっとした移動にも観光気分にも使える便利な船ですが、時間帯や場所によって待ち時間が変わりやすいのも特徴です。せっかく乗るなら、混雑をなるべく避けてスムーズに楽しみたいですよね。
ここでは、それぞれの乗り場ごとの待ち時間の目安や混雑しやすい時間帯、そして少しでも快適に利用するための工夫を紹介していきます。
メディテレーニアンハーバー
メディテレーニアンハーバーは、パークの玄関口にあることもあって、朝の時間帯はとてもスムーズに乗れることが多いです。待ち時間の目安は5〜15分ほどで、日中も比較的安定しています。
ただし、夜になると一気に雰囲気が変わります。ハーバーショーがある日は特に、前後の時間に乗船希望者が集中して30分以上待つこともあります。夜景を楽しみたい人が多いので、混雑は避けられない時間帯です。
対策としては、移動目的なら午前中や午後の早めの時間に利用するのがおすすめです。夜に乗りたい方は、ショーの直前を避けて少し前に並ぶか、ショーが終わって人がはけてからのタイミングを狙うと良いでしょう。
ロストリバーデルタ
ロストリバーデルタはパークの奥にあるため、帰りにエントランス方面へ戻る人たちが夕方以降に集中しやすい乗り場です。日中は10〜20分ほどで乗れることが多いですが、閉園に近づくと30分以上の待ち時間になることも珍しくありません。
特に、閉園前は一気に列が伸びやすいため、時間に余裕を持って並ぶことが大切です。混雑を避けたいなら、夕方になる前に早めに乗って移動してしまうのが一番安心です。
アメリカンウォーターフロント
アメリカンウォーターフロントからは園内を一周して戻ってくる周遊コースが楽しめます。昼間の待ち時間は10〜15分ほどで、比較的落ち着いています。のんびり景色を楽しみたい方にはぴったりです。
人気が高まるのは夕方から夜にかけてで、この時間帯はイルミネーションや港の灯りがとてもきれいに見えるため、多くの人が乗りたくなります。その結果、20〜30分以上待つこともあります。
混雑を避けるなら昼間に乗るのがおすすめです。夜に景色を楽しみたい場合は、時間に余裕をもって並ぶか、ショーの直後を避けて少しずらして利用すると快適に過ごせます。
ベビーカーや車椅子のまま乗車可能

トランジットスチーマーラインは、小さなお子さん連れや車椅子を利用している方でも安心して乗れるように工夫されています。公式の案内では、ベビーカーは折りたたまずにそのまま乗せられるとされていますし、お子さんを膝の上に乗せて一緒に船旅を楽しむこともできます。長い一日のパーク滞在で、移動に少しでも負担を減らせるのは嬉しいポイントですよね。
車椅子をご利用の方にも配慮されていて、乗り降りの際にはキャストさんがスロープを用意したり、必要に応じてサポートしてくれます。どのように乗船すればいいか迷ったときは、近くのキャストさんに声をかければ丁寧に案内してくれるので安心です。
また、東京ディズニーリゾートの公式サイトにはバリアフリーに関する詳しい情報ページもあります。事前にチェックしておけば、当日の移動がもっとスムーズになりますよ。
ファンタジースプリングスへの移動にも便利

ファンタジースプリングスへ向かうときも、トランジットスチーマーラインはとても便利です。
メディテレーニアンハーバーからロストリバーデルタまで船で移動し、そこから徒歩でアクセスするルートを選べば、歩く距離をぐっと減らせます。広いパークを歩き回るのが大変なお子さん連れや、ご家族みんなでゆったり移動したいときにぴったりです。
ファンタジースプリングスのアトラクションをプレミアアクセスで利用する場合は、指定された時間に遅れないよう移動計画を立てるのが大切です。特に、トランジットスチーマーラインを利用する際には、船の所要時間だけでなく、待ち時間も含めて余裕を持ったスケジュールを組むことを忘れないようにしましょう。
もちろん、ただ移動するだけでなく、船に乗っている時間そのものが特別な体験になります。水上からの景色を眺めながらファンタジースプリングスに向かえば、これからのワクワク感もさらに高まりますよ。
途中下車は可能?
トランジットスチーマーラインを利用するときに気になるのが「途中で降りられるのか」という点です。
この点については、公式に案内されているとおり、船は所定のドックでの乗降を前提としており、航行中に途中下車することはできません。安全上の理由からも、船が運行している最中に途中で降りることは想定されていないのです。
時間帯によってコース設定が変わることがあるため、思っていた場所に着かない場合もあります。確実に目的地へ移動したいときは、必ず乗船前に行き先表示を確認したり、キャストさんに声をかけて確認しておくのがおすすめです。そうすれば、予定と違う方向に進んでしまう心配を防げます。
トランジットスチーマーラインのバックグランドストーリー
トランジットスチーマーラインの3つの乗り場には、それぞれの場所にぴったりの物語が隠されているんです。移動のために利用するだけでも十分便利ですが、その背景を知ってから乗ってみると、ちょっとした発見があってさらに楽しくなりますよ。
メディテレーニアンハーバー

メディテレーニアンハーバーの乗り場では、ワインを出荷している様子が見られます。このワインは、すぐ近くにあるレストラン「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」を営むザンビーニ兄弟が作ったもの。兄弟が大切に育てたブドウで造られたワインが港から運び出されていくというストーリーなんです。
港町の雰囲気を感じながら、「ここからワインが世界へ旅立っていくのかな」と想像すると、ただ通り過ぎるだけでは気づけない楽しみ方ができますよ。
メディテレーニアンハーバーとザンビーニ家との関係については、下の記事でも解説しています。
ロストリバーデルタ

ロストリバーデルタの乗り場のそばには、トランジットスチーマーラインの事務所があります。ここでは発掘品や荷物を船で運ぶ手配をしているという設定になっているんです。
さらに、このエリアにある「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」では、体験の最後に撮影された写真を見る場所の机に、なんとトランジットスチーマーラインの伝票が置かれているんですよ。つまり、遺跡の発掘品もこの船で運ばれているというつながりが表現されているんです。小さな演出ですが、気づいたらちょっとワクワクしますよね。
アメリカンウォーターフロント

アメリカンウォーターフロントのケープコッドにある乗り場は、実はタラの缶詰工場という設定になっています。ケープコッドはタラ漁が盛んな漁村で、地元の人々の生活が反映されているんです。
しかも、このエリアのレストラン「ケープコッド・クックオフ」では、タラのフライをはさんだコッドフィッシュバーガーが販売されています。乗り場とレストランで同じテーマがつながっているので、知ってから訪れると「なるほど!」と感じられるはずです。
どの乗り場も背景に物語があるので、ぜひ意識して見てみてください。移動だけじゃなく、ちょっとした探検気分も味わえますよ。
ディズニーシーの船型アトラクションのルートを総括
- 3つの乗り場はメディテレーニアンハーバーとアメリカンウォーターフロントとロストリバーデルタの三つで構成
- メディテレーニアンハーバー発は片道移動で所要約七分とされ効率良く対岸へ移動できる
- ロストリバーデルタ発は片道移動で所要約六分と案内され帰路の移動にも適している
- アメリカンウォーターフロント発は一周コースで所要約十三分の観光向けルート
- 公演や天候により一時運休や運行変更が起こり得るため当日の案内確認が必須
- 地図の事前確認で乗り場の位置関係を把握すると迷いにくい
- 公式アプリで運営時間と待ち時間の傾向を直前確認する
- ファンタジースプリングスへはロストリバーデルタ到着後の徒歩連携が実用的
- ベビーカー対応で家族連れの移動負担を軽減しやすい
- 車椅子利用時はバリアフリー案内に従いキャストの指示に従う
- 途中下車はできず乗降は各ドックのみである点を理解する
- 夜は水面の灯りと音楽の演出で周遊の満足度が高まる
- 一周コースは混雑前の時間帯を選ぶと待ちが短くなりやすい
- 片道コースは動線短縮に向き目的地へ確実に近づける
- 全コースの定員は一隻四十九名で回転率に優れている
運営や所要は公式によりメディテレーニアンハーバーが約7分、ロストリバーデルタが約6分、アメリカンウォーターフロントが約13分、いずれも1隻49名と案内されています。また、エンターテイメント公演の前後は一時運休やコース変更があり得ます。乗船前に公式サイトやアプリ、園内掲示で当日の案内をご確認ください。
管理人からのひとこと
アトラクションといえば絶叫系でしょ!と思っている方も、ぜひ一度トランジットスチーマーラインに乗ってみてください。のんびりと進む船の旅は、ジェットコースターとは違うワクワク感があって、気づけば「これはこれでクセになるな」と思えるかも。
何よりうれしいのは、移動とアトラクション体験と景色を楽しむこと、この3つを同時に味わえるところです。効率よく園内を回りながら、風景に癒されてちょっとした冒険気分まで楽しめるなんて、まさに一石三鳥。次にディズニーシーへ行くときは、移動手段としてだけでなく、ひとつの楽しみ方として船に乗ってみてくださいね。