これからディズニーシーへ遊びに行く予定のある方の中には、どのアトラクションがプライオリティパスの対象になっているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。せっかく行くなら、待ち時間を減らして効率よく楽しみたいですよね。
そこでこの記事では、ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクションの一覧をはじめ、取り方や使い方、何回まで取得できるのかといった基本的なポイントをわかりやすく解説していきます。
さらに、ディズニープレミアアクセスやスタンバイパスとの違い、ファンタジースプリングスでの対応状況、レストランで使えるのかどうかなど、気になる疑問にもまとめてお答えしていきます。
この記事を読めば、プライオリティパスの仕組みがしっかり理解でき、当日の動き方がスムーズになるので、ディズニーシーをもっと快適に楽しめるようになりますよ。
この記事で分かること
- ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション
- 取り方と使い方の具体的な流れと注意点
- DPAやスタンバイパスとの違いと使い分け
- ファンタジースプリングスでの対応状況
ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション概要
- 40周年記念プライオリティパスとは
- ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション一覧
- プライオリティパスの取り方
- プライオリティパスの使い方
- プライオリティパスは1日に何回まで取得できる?
40周年記念プライオリティパスとは

プライオリティパスは、対象アトラクションをあらかじめ指定した時間に体験できるよう予約しておくことで、通常の待ち列よりも早く案内してもらえる無料サービスです。40周年イベントをきっかけに登場しましたが、現在も引き続き利用できる仕組みとして残っています。昔のファストパスに似ていますが、紙ではなくスマホアプリで管理できるようになったことで、より手軽に使えるようになりました。
とはいえ、プライオリティパス対象アトラクションが、いつもプライオリティパスを発行しているとは限りません。日にちや混雑状況によって変わることがあり、「前回は対象だったのに、今日は対象外…」というケースもあります。そのため、事前に対象アトラクションを把握しておくことも大切ですが、当日アプリでこまめに確認することがとても重要です。
そして、無料とはいえ発行できる枠には限りがあります。とくに人気アトラクションは、午前中の早い段階で受付が終了することも珍しくありません。パークに入ったら、まずアプリを開いて状況をチェックしておくと安心ですよ。うまく活用できれば、アトラクションの待ち時間を減らせるだけでなく、レストランやショーの時間も確保しやすくなり、1日をもっと快適に楽しめるようになります。
ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション一覧
ディズニーシーでプライオリティパスを使えるアトラクションは、次の通りです。これは代表的なラインナップなので、実際には日によって変わることがあります。パークに行く前に公式サイトで確認しつつ、当日はアプリで最新情報をチェックしてくださいね。
| アトラクション名 | 簡単な説明 |
|---|---|
| インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮 | 遺跡を探検しながら進むスリル満点のライド |
| 海底2万マイル | 小型の潜水艇に乗って海底をめぐる探検タイプのアトラクション |
| タートル・トーク | 映画ファインディング・ニモのクラッシュと会話できる参加型ショー |
| ニモ&フレンズ・シーライダー | ニモたちと一緒に海の世界を冒険するシミュレーションライド |
| マジックランプシアター | アラジンのジーニーが登場する3Dシアター形式のショー |
| レイジングスピリッツ | 360度ループが特徴の絶叫ローラーコースター |
| アクアトピア | ランダムな動きをする水上ライド(夏季に対象になることが多い) |
どのアトラクションも人気が高く、スタンバイだと待ち時間が長くなりやすいため、プライオリティパスを使うととても効率よく回れます。特に朝は発行枠がどんどん埋まっていくので、入園したら早めにアプリを開いて発行状況をチェックするのがおすすめです。
また、アトラクションによっては「今日だけ対象外」「期間限定で対象追加」といった変動があることもあります。事前チェックと当日の確認、この2つをセットで意識しておくと安心ですよ。
プライオリティパスの取り方
プライオリティパスは、東京ディズニーリゾート公式アプリからかんたんに取得できる仕組みになっています。昔のように発券機の前で並ぶ必要はなく、パークに入ったあとにスマホで操作するだけなので、とても手軽です。まだアプリを入れていない場合は、来園前にダウンロードしておくと安心ですよ。

取得の流れは次のステップになります。
- パークに入園したあと、アプリのホーム画面にある「プライオリティパス」をタップ
- 一緒に取りたいメンバーのパークチケットを選ぶ
- 利用したいアトラクションを選択
- 自動で表示される利用時間を確認して「取得」をタップ(上図)
プライオリティパスの利用時間は、自分で好きな時間を選ぶ方式ではなく、システムが自動で割り当ててくれる仕組みです。あとで別のアトラクションを取りたい場合は、次に取得できる時間まで待つ必要があるので、その点だけ覚えておくとスムーズです。
グループで使う場合は、アプリ内で「グループ作成」をしておくと、複数人分を一度に選べて便利です。事前にチケットを共有しておかないと選べないので、入園前に設定しておくのがおすすめです。
また、3歳以下の子どもはパークチケットが不要なため、保護者がプライオリティパスを持っていれば一緒に利用できます。ただし、アトラクションごとに身長制限があるものもあるので、公式サイトの案内をチェックしておくと安心です。
プライオリティパスの使い方
プライオリティパスを使うときは、指定された利用時間になったら対象アトラクションの「プライオリティ・アクセス・エントランス」という入口へ向かいます。通常のスタンバイ列とは別の入口になっているので、案内表示を頼りに進むと迷いにくいです。

入口に着いたら、アプリの「プラン」からプライオリティパスを開き、表示される二次元コードを読み取り機にかざします。読み取りが完了すると、優先レーンから案内してもらえる仕組みです。スタンバイ列と比べてかなり短い待ち時間で利用できるので、時間の節約にもつながりますよ。
ただし、利用時間をすぎてしまうと使えなくなってしまうため、パークが広いディズニーシーでは、少し余裕をもって移動するのがおすすめです。とくにアメリカンウォーターフロントからロストリバーデルタなど、エリアをまたぐ移動は10分以上かかることもあります。
もしアプリ画面がうまく開けない場合でも、キャストさんに相談すればチケット画面の提示で通してもらえるケースがありますので、慌てなくて大丈夫です。
また、次のプライオリティパスが取れるタイミングは、
- 前に取ったパスの「利用開始時間」になったとき
- 取得から120分経過したとき
のどちらか早い方になります。つまり、使い方を工夫すれば、1日に何枚か取得してアトラクションを効率よく回れるということです。
プライオリティパスは1日に何回まで取得できる?

プライオリティパスには、実は「1日に○回まで」という明確な回数制限はありません。うまく活用すれば、複数のアトラクションに利用することもできます。ただし、好きなタイミングで何度でも取れるわけではなく、「次に取れるタイミング」が決まっている点だけ注意が必要です。
次のプライオリティパスを取得できる条件は、次のどちらか早い方になります。
- 今持っているプライオリティパスの「利用開始時間」になったタイミング
- プライオリティパスを取得してから120分(2時間)が経過したタイミング
つまり、たとえば朝9時に取得した場合、
- 利用開始時間が11時なら、11時になったら次の分が取得可能
- 利用開始時間が13時でも、11時(120分後)になれば次の分が取得可能
という仕組みです。
また、同じアトラクションをもう一度取りたい場合は、最初の分を使い終わってから、または利用終了時間が過ぎてから再取得できます。たとえばレイジングスピリッツを午前に取り、午後にもう1回乗りたい…ということもルール上は可能です。
ただし、プライオリティパスには「発行枚数の上限」があるため、人気アトラクションほど早く受付終了してしまう傾向があります。とくに開園直後〜午前中は発行スピードが早いため、パークに入ったら早めにアプリをチェックするのがおすすめです。
うまく利用するコツは次の3つです。
- 取得したら、次に取れるタイミングを必ずアプリで確認しておく
- 午前中は人気アトラクションを優先して取得する
- グループで行動する場合は取得時間のズレに注意する
事前に「何に乗りたいか」よりも「いつ取れるか」を意識しておくと、より効率よく回れますよ。
ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション攻略
- プライオリティパスとディズニープレミアアクセス(DPA)の違い
- プライオリティパスとスタンバイパスの違い
- ファンタジースプリングスのアトラクションでの対応状況
- プライオリティパス対象外の人気アトラクションは?
- プライオリティパス対象のレストランはある?
- まとめ:ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション
プライオリティパスとディズニープレミアアクセス(DPA)の違い

プライオリティパスとディズニープレミアアクセス(DPA)は、どちらも待ち時間を短縮できる便利な仕組みですが、ルールや対象アトラクションが大きく異なります。まず最も分かりやすい違いは「無料か有料か」です。
- プライオリティパス → 無料で取得できる時間指定サービス
- DPA → 有料で購入する時間指定サービス
さらに、対象になっているアトラクションの傾向にも違いがあります。プライオリティパスは人気アトラクションを幅広くカバーするのに対し、DPAはソアリンやトイ・ストーリー・マニア!など、いつも長い待ち時間になる“超人気アトラクション”を中心に設定されています。
比較しやすいように、主な違いを表にまとめると次のようになります。
| 項目 | プライオリティパス | ディズニープレミアアクセス(DPA) |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 有料(アトラクションごとに価格が異なる) |
| 時間指定 | システムが自動で時間を割り当てる | 購入時に好きな時間帯を選べる |
| 対象 | 人気アトラクションの一部 | 超人気アトラクション・ショー中心 |
| 取得回数 | 回数制限なし(時間ルールあり) | 購入回数に上限はないが販売数制限あり |
| 取得方法 | 入園後にアプリで無料取得 | 入園後にアプリ or 現地販売で購入 |
| 同じ施設の利用 | 利用後または時間経過後に再取得可能 | 同様に再購入可能(在庫があれば) |
この違いをふまえると、
- 無料枠でできるだけ多く回りたい → プライオリティパスが向いている
- 絶対に乗りたい・確実に時間を指定したい → DPAが向いている
と考えるとわかりやすいです。
とくにファンタジースプリングスのアトラクションや、ソアリン、トイストーリーマニア!など、待ち時間が長いことで知られる施設はDPA対象になりやすいため、「並ぶのは避けたい!必ず乗りたい!」という人は、DPAを検討する価値があります。
プライオリティパスとスタンバイパスの違い

名前が少し似ているので混同しがちですが、プライオリティパスとスタンバイパスは「目的」も「使い方」も異なるシステムです。プライオリティパスは、アトラクションを短い待ち時間で楽しめるようにするサービスなのに対し、スタンバイパスは“列に並ぶための整理券”という役割に近いものなんです。
スタンバイパスは、あくまで「並べる時間帯を決めるだけ」なので、待ち時間そのものが短くなるとは限りません。また、アトラクションだけでなく、一部ショップやレストランで導入されることもあり、運用は日や時期によって変わります。
一方、プライオリティパスは対象アトラクションに対して「短い待ち時間で体験できる権利」を付与するため、体験までの時間をぐっと短縮できるのが大きなメリットです。どちらもアプリで管理できますが、目的が違うという点を知っておくと便利です。
以下にわかりやすく比較表をまとめました。
| 項目 | プライオリティパス | スタンバイパス |
|---|---|---|
| 目的 | 短い待ち時間で体験できる権利 | 指定時間に列へ並ぶ権利 |
| 料金 | 無料 | 無料 |
| 対象 | 主にアトラクション | アトラクション・ショップなど日によって変化 |
| 時間指定 | あり(自動で割り当て) | あり(枠が表示される形式) |
| 効果 | 待ち時間を短縮できる | 体験保証ではなく“並ぶ枠”の確保 |
当日使えるかどうかは、公式アプリを開くのが一番確実です。名前が似ているからこそ、役割の違いを知っておくと、よりスマートにパークを回れますよ。
ファンタジースプリングスのアトラクションでの対応状況

2024年にオープンした新エリア「ファンタジースプリングス」には、全部で4つのアトラクションがあります。それぞれのアトラクションで使えるシステム(プライオリティパス/DPA/スタンバイパス)が異なるため、事前に知っておくとスムーズです。
以下に、対応状況をまとめた表をご用意しました。あくまで基本的な傾向なので、必ず当日のアプリで最新情報をチェックしてくださいね。
| 施設名 | プライオリティパス | DPA | スタンバイパス |
|---|---|---|---|
| アナとエルサのフローズンジャーニー | 対象外 | 対象 | 実施は日によって変動 |
| ラプンツェルのランタンフェスティバル | 対象外 | 対象 | 実施は日によって変動 |
| ピーターパンのネバーランドアドベンチャー | 対象外 | 対象 | 実施は日によって変動 |
| フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー | 対象外 | 原則対象外 | 基本はスタンバイ(変動あり) |
特に「アナ雪・ラプンツェル・ピーターパン」の3つはDPA対象で、早い時間に売り切れることも珍しくありません。「どうしても乗りたい!」という方は、入園後すぐにアプリを開いて販売状況をチェックしておくと安心です。
逆にティンカーベルは、基本的に普通のスタンバイで乗れることが多いですが、混雑状況によってスタンバイパスが導入されることもあります。
どのアトラクションも人気が高いので、 「当日のアプリ確認が必須」 という点だけは忘れずに覚えておいてくださいね。
プライオリティパス対象外の人気アトラクションは?

ディズニーシーには、人気が高いのにプライオリティパスの対象になっていないアトラクションがあります。こうした施設では、有料のディズニープレミアアクセス(DPA)が販売されていることが多く、「長い待ち時間をできるだけ避けたい」「確実に体験したい」という人は、DPAを利用して時間を節約するという選択肢があります。
ファンタジースプリングス以外で、プライオリティパスの対象外となっている代表的な人気アトラクションは次のようなものです。
- ソアリン:ファンタスティック・フライト
- トイ・ストーリー・マニア!
- タワー・オブ・テラー
- センター・オブ・ジ・アース
これらはすべてDPA対応のアトラクションで、特に混雑日にはスタンバイだと数時間待ちになることもあるため、DPAを検討する価値があります。
ただし、DPAには購入できるタイミングや、同じアトラクションを連続して購入できないといったルールがあります。予定を立てる際は、
- どのアトラクションを優先したいか
- レストラン予約やショーの時間とかぶらないか
- グループで行く場合は全員のスケジュールを揃えられるか
といったポイントを意識しておくと、無理のないプランを組めますよ。よ。
プライオリティパス対象のレストランはある?

レストランでは、プライオリティパスのように「待ち時間を短縮できる無料サービス」は用意されていません。食事に関しては、プライオリティ・シーティングという専用の事前受付システムを使う形になります。
このプライオリティ・シーティングは、あらかじめ来店時間を予約しておくことで、当日はその時間にお店へ向かい、席が空きしだい案内してもらえるという仕組みです。「確実に座って食事がしたい」「並ぶ時間を節約したい」という人にはとても便利なサービスになっています。
予約は東京ディズニーリゾート公式サイトやアプリから行えますが、特に人気レストランは受付が始まってすぐに埋まってしまうこともあります。基本的には利用日の1か月前の朝10時から予約スタートとなっているので、できるだけ早めにチェックしておくと安心です。
また、空きがまったくないように見えても、ショーの時間が終わった頃や、お昼を少し過ぎた時間帯などにキャンセルが出て再び予約できることがあります。出発前だけでなく、当日もこまめにアプリを見るとチャンスが広がりますよ。
まとめ:ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション
- プライオリティパスは無料で待ち時間を短くできる便利なサービス
- 対象アトラクションは日によって変わるため当日のアプリ確認が大切
- インディジョーンズや海底2万マイルなどが対象になることが多い
- アクアトピアは夏の時期など限定で対象になることがある
- 取得は入園してからアプリで行い時間は自動で決まるしくみ
- 次のパスを取れるのは120分後か利用開始時間のどちらか早い方
- 同じアトラクションでも利用後なら再び取得することができる
- ディズニープレミアアクセスは有料で好きな時間を選んで購入できる
- ソアリンやトイストーリーマニアなどはDPA対象で人気が集中しやすい
- ファンタジースプリングスの3つの大型アトラクションもDPA対象
- ティンカーベルのビジーバギーは基本的にスタンバイで並ぶ方式
- スタンバイパスは並ぶための整理券のような役割で内容が異なる
- レストランはプライオリティパスではなくプライオリティシーティング制
- 行く前日と当日の朝にアプリで状況をチェックすると安心
- 混雑状況や残り枠を見ながらパスやDPAを使い分けると快適に過ごせる
本記事の内容は、執筆時点の情報をもとにまとめています。パークの運用や対象アトラクションは変更されることがありますので、遊びに行く前には、公式サイトや公式アプリで最新情報を確認しておくと安心です。
本記事では、東京ディズニーリゾート公式サイトから画像を引用させていただいております。
管理人からのひとこと
プライオリティパスは無料で使えるのに、うまく活用するとパークでの過ごし方が本当に変わります。せっかく行くなら、人気アトラクションの行列に消耗せずに、ワクワクする時間を増やしたいところです。
とはいえ、仕組みや対象アトラクションは日によって変わるので、当日のアプリ確認はほぼ必須です。「どれを先に取る?」「DPAを買うべき?」と悩むこともあると思いますが、事前に知っておくほど当日がラクになります。この記事が、みなさんのパーク体験をちょっとでも快適にするお手伝いになればうれしいです。たっぷり楽しんできてくださいね!


