こんにちは。Disney Magic Navi、管理人の「かおる」です。
念願のファンタジースプリングス。せっかく行くならアトラクションを全部楽しみたいですよね。でも「ディズニープレミアアクセスの売り切れ状況はどうなっているの?」「アナ雪のDPA売り切れ時間は早いのかな?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。特に遠方から行く場合、今日の売り切れ状況やリアルタイムの動きが読めないと、当日のスケジュールが崩れてしまわないか不安になりますよね。
そこでこの記事では、ファンタジースプリングスエリアにおけるディズニーDPA売り切れ時間の目安やDPA売り切れ時間の一覧、気になる値段や料金について解説します。また、売り切れてしまった場合の復活の可能性や、事前購入はできるのか、当日スムーズな買い方はあるのかといった攻略情報もあわせて紹介します。
この記事を読めば、ファンタジースプリングスのDPAに関する疑問や不安が解消され、当日は自信を持ってパークを満喫できるようになりますよ。
この記事で分かること
- ファンタジースプリングスの各アトラクションのDPA売り切れ時間の目安
- アナとエルサのフローズンジャーニーのDPAを確保するための難易度と対策
- DPAが売り切れた後に在庫が復活するタイミングやキャンセル拾いのコツ
- 2025年4月からのルール変更に伴うアトラクション利用の新しい攻略法
ファンタジースプリングスプレミアアクセスの売り切れ時間目安
ファンタジースプリングスのアトラクションを効率よく楽しむためには、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の売り切れ時間を把握しておくことが何よりも重要です。「行けばなんとかなる」と思っていると、入園した瞬間に売り切れで買えない…なんてことになりかねません。
ここでは、各アトラクションの傾向や、特に競争率の高いアナ雪の状況について詳しく見ていきましょう。
ディズニーDPA売り切れ時間をリアルタイムで知る

ディズニーシーでの一日は、まさに「時間との戦い」と言っても過言ではありません。特に、ファンタジースプリングスのような人気エリアのDPA(ディズニー・プレミアアクセス)を狙う場合、数分の判断遅れが「買えるか買えないか」の運命を分けることさえあります。
「今日は平日だから空いているはず」とか「雨だから大丈夫だろう」といった漠然とした予測は、今のパークでは通用しないことが多々あるんです。
では、どうすれば正確な情報を得られるのでしょうか?最も信頼できるのは、やはり「東京ディズニーリゾート・アプリ」です。このアプリは、アトラクションの待ち時間だけでなく、DPAの販売状況をリアルタイムで反映しています。パークに入園していなくても、アプリのマップ上でアトラクションを選択すれば、「現在販売中」なのか「発行終了(売り切れ)」なのかを確認することができます。
まずは、パークに行く数日前から、自分がインパする予定の曜日と同じ曜日にアプリをチェックする癖をつけてみてください。「あ、今日は9時15分にはアナ雪が売り切れたな」とか「今日はラプンツェルがお昼まで残っているぞ」といった傾向が見えてくるはずです。
しかし、アプリには一つ弱点があります。それは「パークに入園していないと購入画面に進めない」ため、正確な「残り枠」までは見えにくいという点です。そこで活用したいのが、X(旧Twitter)などのSNSです。現地のゲストがリアルタイムで発信している情報は、宝の山です。検索窓に「#TDR_now」や「ファンタジースプリングス DPA」と入力して検索してみてください。
「8時50分に入園したけどアナ雪買えなかった!」「今ラプンツェルのDPA復活してる!」といった、生の悲鳴や歓喜の声が見つかります。特に開園直後の8時から9時の間は、情報の更新頻度がものすごい勢いになりますので、入園待ちの列に並んでいる間の情報収集ツールとして最強です。
知っておきたい検索ワードのコツ
SNSで検索する際は、以下のキーワードを組み合わせるとより精度の高い情報が得られますよ。
- 「DPA 売り切れ」
- 「アナ雪 終了」
- 「DPA キャンセル」
- 「ハッピーエントリー 売り切れ」
これらのワードを駆使して、刻一刻と変わる戦況を読み解くことが、DPA争奪戦を制する第一歩になります。
また、リアルタイム情報を知ることは、当日のスケジュールの修正にも役立ちます。もし入園前に「アナ雪DPA完売」の情報が入ってきたら、入園後すぐにラプンツェルのDPA確保に切り替えるなど、柔軟な動きができるようになりますよね。情報は力です。アプリとSNSの二刀流で、当日のパークを賢く攻略しましょう。
アナ雪DPA売り切れ時間は開園直後が目安

ファンタジースプリングスの中で、いえ、現在の東京ディズニーリゾート全体を見渡しても、最も取得難易度が高いのが「アナとエルサのフローズンジャーニー」のDPAです。
このアトラクションの人気は凄まじく、映画『アナと雪の女王』の世界観に没入できる体験は、多くのゲストにとって「今回のディズニー旅行の最大の目的」になっています。だからこそ、DPAの需要が供給を遥かに上回っており、売り切れ時間は驚くほど早くなっています。
結論から申し上げますと、一般入園のゲストがアナ雪のDPAを購入できるチャンスは、「限りなくゼロに近い」か、あるいは「運が良ければ買える」というレベルだと思っておいた方が無難です。具体的には、通常開園時間が9:00の場合、混雑状況によって8:15や8:30などに前倒しで開園することが多いのですが、その「一般入園開始時刻」から、わずか10分〜15分程度で売り切れてしまうことが常態化しています。
なぜこれほどまでに早いのでしょうか?その最大の要因は、ディズニーホテル宿泊者が利用できる特典「ハッピーエントリー」の存在です。ハッピーエントリーのゲストは、一般ゲストよりも15分早く専用エントランスから入園できます。
この「たった15分」が、DPA争奪戦においては決定的な差となります。宿泊者の多くが、入園と同時にスマホを取り出し、迷わずアナ雪のDPAを購入します。ファンタジースプリングスホテルやホテルミラコスタに宿泊している数千人のゲストが先に購入枠を押さえてしまうため、一般ゲストが入園ゲートを通過する頃には、すでに在庫が底をつきかけているのです。
一般入園での勝負の分かれ目
もしあなたが一般入園でアナ雪のDPAを狙うなら、以下の条件をクリアする必要があります。
- 開園待ちの列のかなり前の方(例えば早朝6時台など)に並び、一般入園開始と同時にゲートを通過する。
- 入園ゲートでの荷物検査やチケットスキャンをスムーズに通過する。
- 入園した瞬間にアプリを開き、迷わず購入手続きを完了させる(通信エラーなどで数秒ロスするだけで命取りになります)。
9時過ぎにのんびり入園した場合は、ほぼ100%売り切れていると考えて間違いありません。その場合は、すぐに他のアトラクションへ狙いを切り替える心の準備が必要です。
また、システム調整(シス調)のリスクも考慮しておく必要があります。アトラクションの調子が悪く、運営開始が遅れる場合や、一時的に運営を見合わせている場合は、DPAの販売自体が一時停止されることがあります。
こうなると、販売再開のタイミングを読むのは至難の業です。アナ雪のアトラクションは最新技術を使っている分、システム調整が入ることも少なくありません。そうした不確定要素も含めて、「アナ雪のDPAは買えたら奇跡、ラッキー!」くらいの心持ちでいた方が、精神衛生上良いかもしれませんね。
それでも「絶対に乗りたい!」という方は、やはりディズニーホテルへの宿泊を検討するか、あるいは2025年4月以降のルール変更(後述します)を活用して、スタンバイ列に並ぶ覚悟を決めるのが現実的な解決策と言えるでしょう。
DPA売り切れ時間一覧と今日の売り切れ状況

「アナ雪が瞬殺なのは分かったけど、他のアトラクションはどうなの?」という疑問にお答えするために、ファンタジースプリングスのDPA対象アトラクションごとの売り切れ時間目安を詳しく解説します。アトラクションによって人気度や回転率が異なるため、売り切れるタイミングには明確な差があります。この差を知っているかどうかで、当日の立ち回りが大きく変わってきますよ。
以下に、平日(閑散期)と休日(混雑期)に分けた詳細な目安表を作成しました。ただし、これはあくまで過去の傾向に基づく目安であり、当日の状況によって前後することを念頭に置いてご覧ください。
| アトラクション名 | 平日・閑散期の目安 | 休日・混雑期の目安 | 優先度と攻略ポイント |
|---|---|---|---|
| アナとエルサの フローズンジャーニー | 開園~09:30頃 | 08:50~09:00頃 (ほぼ瞬殺・入手困難) | 【最優先】 迷っている時間はありません。 入園直後に在庫があれば即購入してください。 エラーが出たら即リロードです。 |
| ラプンツェルの ランタンフェスティバル | 12:00~夕方 | 10:00~12:30頃 | 【第2位】 アナ雪が買えなかった場合、即座にこちらにシフトします。 昼食時までには確保しておきたいアトラクションです。 |
| ピーターパンの ネバーランドアドベンチャー | 12:00~夜間 | 11:00~13:00頃 | 【第3位】 比較的遅くまで残りますが、 ラプンツェルが売り切れた直後に完売する傾向があります。 |
「今日の売り切れ状況」を予測するためのヒントもお伝えします。当日の混雑具合を測るバロメーターとして役立つのが、「他の人気アトラクションの待ち時間」です。例えば、ディズニーシーの人気アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」や「トイ・ストーリー・マニア!」の待ち時間が、開園1時間後ですでに120分を超えているような日は、間違いなく「混雑日」です。このような日は、ファンタジースプリングスのDPAも上記の「休日・混雑期」の目安よりもさらに早く、前倒しで売り切れる可能性が高いです。
また、天候も大きく影響します。雨の日はゲストの出足が鈍るため、DPAの売り切れが通常よりも遅くなる傾向があります。逆に、晴天の土曜日や祝日、連休の中日などは、想像を絶するスピードで在庫が消えていきます。「今日は天気が良いから混みそうだぞ」と予測を立てて、朝の行動をシビアに計画することが大切です。
ラプンツェルとピーターパンに関しては、アナ雪に比べればまだ購入のチャンスがあります。特にピーターパンは、3Dゴーグルを着用するタイプのアトラクションで、乗り物酔いを心配するゲストが敬遠することもあり、最後まで残りやすい傾向にあります。とはいえ、ファンタジースプリングス自体が人気のエリアですので、お昼過ぎには「全アトラクション完売」ということも珍しくありません。「後で買おう」は禁句です。「買える時に買う」がDPA攻略の鉄則ですよ。
ディズニープレミアアクセスの売り切れ状況分析

ここでは、なぜDPAがあのような順番で売り切れていくのか、その背景にある「ゲスト心理」と「需要の連鎖」について深掘りして分析してみましょう。これを知ると、まるでパズルが解けるように売り切れのメカニズムが理解できるようになります。
まず、すべてのゲストの第一目標は間違いなく「アナとエルサのフローズンジャーニー」です。これは不動のセンターです。しかし、前述の通りアナ雪のDPAは供給数が限られており、開園直後に完売します。ここで発生するのが「需要のドミノ倒し」現象です。
アナ雪のDPAが売り切れた瞬間(例えば9:00)、それを買えなかった数千人のゲストが、スマホの画面上で一斉に次のターゲットを探します。そのターゲットとなるのが、エリア内で2番目に人気の高い「ラプンツェルのランタンフェスティバル」です。
元々ラプンツェル狙いだった層に加え、アナ雪から流れてきた層が合流するため、9:00過ぎからラプンツェルのDPAの売れ行きが爆発的に加速します。普段ならお昼頃まで残るはずの日でも、アナ雪の完売が早ければ早いほど、ラプンツェルの寿命も縮まるという相関関係があるのです。
そして、ラプンツェルも完売すると、最後に残った需要がすべて「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」に流れ込みます。「せっかくファンタジースプリングスに来たんだから、有料でもいいから何か一つは短い待ち時間で乗りたい!」という心理が働き、最後まで残っていたピーターパンもあっという間に完売してしまいます。
このように、一つのアトラクションの売り切れが、次のアトラクションの売り切れを早めるトリガーになっているのです。
時間帯別のゲストの動きを読む
さらに、時間帯によってもDPAの動きには特徴があります。
- 朝イチ(開園〜9:30)
→最も激しい争奪戦の時間帯。ここで勝負が決まります。 - 昼食時(11:30〜13:00)
→一旦落ち着く時間帯ですが、レストラン待ちの時間を使ってDPAをチェックする人が多いため、キャンセル拾いのライバルも増えます。 - 夕方(17:00以降)
→帰宅するゲストや、夜のショーを見るためにDPAを手放す(キャンセルこそできませんが、購入を控える)動きが出るため、もし在庫が残っていれば比較的買いやすくなるラストチャンスの時間帯です。
また、2025年1月にエリア入場制限が撤廃されたことも、この動きに拍車をかけています。以前は「エリアに入るためにDPAが必要」だったため、どのアトラクションでもいいからとりあえずDPAを買う、という動きが強かったのですが、今は「エリアには入れるから、本当に乗りたいアトラクションのDPAを買う」という純粋な需要に戻りつつあります。それでもやはり、長時間並ばずに快適に体験できるDPAの価値は非常に高く、今後もこの「売り切れの連鎖」は続いていくと考えられます。
DPAの値段・料金と事前購入の可否

DPAを利用するにあたって、やはり気になるのはコストパフォーマンスですよね。「2,000円って高くない?」と感じる方もいれば、「時間を買えるなら安い」と考える方もいます。ここでは、料金設定の妥当性と、購入に関するシステム的な制約について詳しく解説します。
まず料金ですが、ファンタジースプリングス内のDPA対象3アトラクション(アナ雪、ラプンツェル、ピーターパン)は、すべて1回・1人あたり2,000円(税込)に設定されています。これは、ディズニーランドの「美女と野獣“魔法のものがたり”」や、ディズニーシーの「ソアリン」と同じ、パーク内での最高価格帯です。家族4人で利用すれば8,000円。決して安い金額ではありません。
しかし、待ち時間を時給換算してみるとどうでしょうか。人気のアナ雪は、スタンバイ(通常待ち列)だと120分〜200分待ちになることが珍しくありません。仮に3時間(180分)並ぶとした場合、2,000円でその時間を20分程度に短縮できるなら、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。
浮いた2時間半で、ゆっくり食事を楽しんだり、他のアトラクションに乗ったり、美しいエリアの写真を撮ったりすることができます。限られたパーク滞在時間を有効に使うための「必要経費」として割り切るのが、DPA活用のコツかもしれません。
3歳以下のお子様は、DPAを購入した同行者がいれば、無料で一緒に専用レーンを利用できます。4歳からは大人と同額の2,000円が必要になりますので、チケットの年齢区分と同じと覚えておきましょう。
次に「事前購入」についてです。結論として、DPA単体の事前予約や事前購入は一切できません。これは多くのゲストが誤解しやすいポイントです。DPAを購入する権利が発生するのは、「当日のパークチケットを使って、入園ゲートを通過した後」からです。どんなに早くから計画を立てていても、入園するまでは買うことができないのです。
ただし、唯一の「例外」が存在します。それは、公式の宿泊プラン「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」を利用する場合です。
バケーションパッケージには、あらかじめ時間指定のないDPA(のようなチケット)が含まれているプランがあり、これを利用すれば、当日の売り切れ争奪戦に参加することなく、確実にアトラクションを体験できます。もちろんツアー料金は高額になりますが、「絶対失敗したくない」「朝からスマホと睨めっこしたくない」という方には、最強の選択肢と言えるでしょう。
(出典:東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト)
このように、基本的には「当日勝負」ですが、予算が許せば「事前確約(バケパ)」というルートも存在することを覚えておくと、計画の幅が広がるかもしれませんね。
ファンタジースプリングスプレミアアクセス売り切れ時間の攻略
「売り切れが早いのは分かったけど、じゃあ具体的にどう動けばいいの?」と不安になっているあなたへ。ここからは、現場で使える実践的なテクニックや、万が一売り切れてしまった場合の「敗者復活戦」について、私自身の経験も踏まえた攻略法を伝授します。これを知っているだけで、ライバルに一歩リードできるはずです。
スムーズなDPAの買い方と注意点

DPA争奪戦は、入園ゲートを通過したその瞬間から始まるコンマ数秒の戦いです。のんびり歩きながらアプリを開いているようでは、アナ雪のDPAは掴めません。ここでは、購入成功率を極限まで高めるための具体的な手順と注意点をお伝えします。
まず、大前提として「入園前の準備」が9割を決めると思ってください。パークに入ってから「えーっと、クレジットカードどれだっけ?」と財布を探している時間は1秒たりともありません。以下の準備を入園前に必ず済ませておきましょう。
1. 公式アプリの最新化とログイン確認
アプリが最新バージョンになっているか確認し、必ずログイン状態を維持しておいてください。混雑時はアプリが重くなり、ログアウトされてしまうこともあります。入園直前に一度アプリを再起動し、ログインできているかチェックするのが賢明です。
2. グループ作成(スキャン)の事前準備
家族や友人と一緒に行く場合、代表者のアプリで全員分のチケットをスキャンして「グループ作成」をしておきましょう。これをやっておかないと、全員分のDPAを一度に購入できません。紙のチケットの場合は入園後にスキャンが必要ですが、アプリ上のチケットなら入園前からグループ作成が可能です。
3. クレジットカード情報の登録と3Dセキュア設定
これが最も重要です。DPAの購入で一番多いトラブルが「クレジットカードの決済エラー」です。特に、カードの不正利用防止システムが作動して決済が弾かれる「1-131エラー」などが頻発します。これを防ぐために、事前にアプリ内のショッピング機能(グッズ購入など)でカード情報を使用・登録しておくとスムーズにいくことが多いです。また、クレジットカード会社のサイトで「3Dセキュア(本人認証サービス)」の設定が完了しているか、パスワードを覚えているかも必ず確認してください。
入園したら、人の流れの邪魔にならない安全な場所へ移動しつつ(立ち止まらないように注意!)、すぐにアプリの「DPA」ボタンをタップします。アトラクションを選択し、時間が表示されたら、迷わずその時間をタップしてください。「この時間でいいかな?」と相談している暇はありません。時間が表示されているということは、まだ買えるということです。即決即断が勝利への鍵です。
売り切れでも諦めないDPA復活のタイミング

「入園したけど、もう売り切れだった…」と絶望しているあなた。まだ諦めるのは早いです!DPAのシステムには、一度売り切れた在庫が再び市場に戻ってくる「復活(キャンセル拾い)」という現象が存在します。公式には「キャンセル不可」とされていますが、実際には様々な理由で在庫が復活するのです。
復活の主な理由は、誰かが購入手続き中に決済エラーを起こしたり、通信が切れて購入が完了しなかったりした場合の「カゴ落ち」です。システムが一時的に確保していた在庫が解放され、再び「購入可能」な状態に戻るわけです。これを狙い撃ちするのが「キャンセル拾い」の極意です。
では、具体的にいつ、どうやって狙えばいいのでしょうか?
狙い目のゴールデンタイム
- 毎時00分〜15分の間
→多くのゲストが体験談として語っていますが、私もこの時間帯に復活を目撃することが多いです。システムの更新サイクルや、他の予約枠の解放と連動している可能性があります。 - 12:00〜13:00(お昼時)
→ランチタイムで多くの人がスマホを操作する時間帯です。予定を変更しようとして操作ミスをしたり、レストランの予約時間と被って購入を断念したりする人が出るためか、ポロっと在庫が出てくることがあります。
リロードのテクニック
アプリのDPA購入画面で、対象のアトラクションが「取得できません」となっていても、画面を上から下に引っ張って更新(スワイプ・リロード)し続けてください。根気強く繰り返していると、突然時間が表示される瞬間があります。その時は、時間を確認しようとせず、反射的に表示された時間をタップしてください。「17:00か…夕食と被るな」などと考えている0.5秒の間に、他の誰かに取られてしまいます。まずはタップして確保画面に進むこと。それが鉄則です。
この作業は、アトラクションに並んでいる待ち時間や、レストランでの休憩中に行うのがおすすめです。歩きスマホは大変危険ですので、必ず立ち止まって行ってくださいね。私の経験では、アナ雪のDPAも、諦めずにリロードしていたらお昼過ぎに奇跡的に取れたことがあります。確率は低いですが、ゼロではありません!
2025年4月のスタンバイパス廃止の影響
これまで、ファンタジースプリングスのアトラクションを利用するためには、無料の「スタンバイパス」か有料の「DPA」のどちらかを取得することが絶対条件でした。つまり、朝のスマホ操作でパスが取れなければ、どんなに長時間待つ覚悟があっても、アトラクションの列に並ぶことさえ許されなかったのです。「目の前にアナ雪のお城があるのに、中に入れない…」という悲しい思いをしたゲストも多かったはずです。
しかし、このルールが2025年4月1日から撤廃され、現在は「並べば誰でも乗れる」という、従来のディズニーパークのスタイルに戻りました。これは、スマホの操作が苦手な方や、朝寝坊してしまった方にとっては朗報中の朗報です。「DPAが売り切れても、スタンバイパスがなくなっても、自分の足で並びさえすれば確実に乗れる」という選択肢が生まれたことは、精神的な安心感に大きく繋がります。
ですが、喜んでばかりもいられません。この変更には、「待ち時間の激増」という副作用が伴います。誰でも並べるようになった反動で、特に人気絶頂の「アナとエルサのフローズンジャーニー」には、朝から多くのゲストが殺到します。その結果、スタンバイ(通常待ち列)の待ち時間が、180分(3時間)や200分(3時間20分)を超えることが常態化する恐れがあります。GWや夏休みなどの繁忙期には、かつての「ソアリン」のように300分待ちといった驚異的な数字を叩き出す可能性も否定できません。
「時は金なり」の究極の選択
このルール変更により、DPAの価値は「入場券」から純粋な「時間短縮券」へと変化しました。
- DPAを買う: 2,000円で3時間の待ち時間を「時間」として買う。
- 並んで乗る: お金はかからないが、半日近くを列の中で過ごす覚悟をする。
どちらが良い・悪いではなく、あなたの体力や予算、そして「今日何を一番優先したいか」によって、戦略を明確に分ける必要があります。
また、スタンバイパス廃止に伴い、朝の人の流れも変わります。これまでは「入園したら立ち止まってスマホ操作」が定石でしたが、これからは「入園したら、スマホでDPAを狙いつつ、競歩でアトラクションの列を目指す」という、フィジカル(体力)勝負の側面も強くなってきます。特に、開園直後に一番並びたいアトラクションへ向かう際は、決して走らず、しかし無駄のない動きで目的地へ向かうことが求められます。
さらに、運営状況は日々変化しますので、必ず公式サイトで最新のルールを確認することをおすすめします。
(出典:東京ディズニーリゾート『2025年4月1日以降のパーク運営について』)
結論として、スタンバイパス廃止は「チャンス」であると同時に「試練」でもあります。DPAが取れなかった時のセーフティーネットとして「並ぶ」という選択肢があることを心の支えにしつつ、やはり可能な限りDPAでの快適な体験を目指して、朝の争奪戦に挑むのがベストな攻略法と言えるでしょう。
ティンカーベルのバギーはDPA対象外

ファンタジースプリングスには4つのアトラクションがありますが、その中で唯一、仲間外れ(?)のような扱いになっているアトラクションがあります。それが「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」です。DPAの購入画面をいくら探しても、このアトラクションの名前は見つかりません。なぜなら、ティンカーベルのビジーバギーは「DPA対象外」のアトラクションだからです。
「えっ、お金を払っても早く乗れないの?」と驚かれる方も多いですが、残念ながらその通りです。このアトラクションを利用するためには、原則として「並ぶ」しかありません。以前はスタンバイパス対象でしたが、パス廃止後は完全に「並んだ順」の案内となります。
なぜDPAがないのでしょうか?公式な理由は発表されていませんが、一般的にこのアトラクションは、ボート型のアナ雪やラプンツェルに比べて、一度に乗れる人数(定員)が少なく、回転率があまり良くないライドタイプであることが影響していると考えられます。DPA用のレーンを確保して優先案内を行うと、通常待ち列が全く進まなくなってしまうリスクがあるため、あえて対象外にしているのかもしれません。
では、どうやって攻略すればいいのでしょうか?DPAで時間を短縮できない以上、「空いている時間を狙い撃ちする」のが唯一の作戦になります。
ビジーバギーの狙い目時間
- 開園直後
→多くのゲストがアナ雪に向かうため、朝一番は比較的空いています。ただし、ファンタジースプリングスの入口から一番奥まった場所にあるため、たどり着くまでに少し時間がかかります。 - 夜(閉園間際)
→子連れファミリー向けの優しいアトラクションであるため、小さなお子様連れのゲストが帰宅し始める夜の時間帯(特に19時以降)は、待ち時間がグッと短くなる傾向があります。
待ち時間は、平日で30分〜50分、休日だと60分〜90分程度になることが多いです。「そんなに並ぶの?」と思うかもしれませんが、ティンカーベルのビジーバギーは、待ち列(Qライン)そのものが巨大なエンターテインメントになっています。自分が妖精のサイズに縮んでしまったという設定なので、周りにある草花や文房具、虫たちがすべて巨大サイズで作られているんです。「あ!あそこに大きな安全ピンがある!」「切手が布団サイズだ!」なんて発見しながら進めば、待ち時間も楽しく過ごせますよ。
注意点として、DPAがないため、朝イチの戦略を立てる際に「アナ雪のDPAを取って、その足でティンカーベルに並ぶ」というプランを考える方もいますが、移動距離がそこそこあります。アナ雪の乗り場からティンカーベルのエリア(ピーターパンのエリアの隣)までは、混雑していると徒歩で5分〜10分近くかかることもあります。無理のないスケジュールを組んでくださいね。
DPAが買えないからこそ、並ぶ価値がある。そんな風にポジティブに捉えて、妖精の谷「ピクシー・ホロウ」での仕事のお手伝いを楽しんできてください。
ファンタジースプリングスプレミアアクセス売り切れ時間まとめ
今回は、ファンタジースプリングスのディズニープレミアアクセスの売り切れ時間をテーマに、最新の目安や攻略法、そして2025年4月以降のルール変更について詳しく解説してきました。
最後に、この記事の重要ポイントをもう一度振り返っておきましょう。
- アナ雪は「瞬殺」が基本: 一般入園では買えない可能性が高い。買えたらラッキーという心持ちで。
- ラプンツェル・ピーターパンは「連鎖」する: アナ雪が売り切れると、他のアトラクションも雪崩式に売り切れる。
- キャンセル拾いは「リロード」が命: 諦めずに画面を更新し続ければ、復活のチャンスはある。
- 2025年4月からは「並べば乗れる」: DPAがダメでも、体力勝負でアトラクション体験は可能になった。
ファンタジースプリングスは、ディズニーシーの中でも特に魔法がかかったような美しいエリアです。DPAはお金を払って時間を買う便利なツールですが、もし売り切れてしまっても、絶望する必要はありません。並んでいる時間さえも思い出に変えてしまうような、素晴らしい景色や演出があなたを待っています。
事前の準備をしっかりとして、当日は心からの笑顔で「魔法の泉」の世界を満喫してきてくださいね。あなたのパーク体験が最高のものになりますように!
本記事の情報は記事執筆時のものです。最新情報については、必ず東京ディズニーリゾート公式サイトや公式アプリ、各種公式サイトでチェックしてくださいね。
