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ディズニーシーのエリアの名前を完全ガイド!世界観や見どころ解説

ディズニーシーのエリアの名前を完全ガイド!世界観や見どころ解説

こんにちは。Disney Magic Navi、管理人のかおるです。

ディズニーシーに行く前に「ディズニーシーのエリアの名前がなかなか覚えられない」「アメリカンウォーターフロントやポートディスカバリーってどこがどう違うの?」などと、ちょっと不安になっている方も多いのではないでしょうか。さらに、ネットで情報を見ているとエリアの名前だけ並んでいて、「結局どんな雰囲気なのかイメージしにくい…」と感じることもありますよね。

そこでこの記事では、ディズニーシーを構成する8つのエリアの名前と世界観を整理しながら、それぞれの特徴・ランドマーク・主なアトラクションを、私なりの視点で丁寧に解説していきます。あわせて、コンセプトの違いが分かるように、エリアごとの雰囲気の「ざっくり比較」もしていきます。入口からパークの全体像がイメージできるように、入口周辺の地図も確認していきます。

この記事を読めば、ディズニーシーのエリアの名前を聞いただけで、「あ、あの雰囲気の場所ね!」とイメージできるようになり、当日のルート決めや待ち時間の過ごし方がかなりラクになりますよ。

この記事で分かること

  • ディズニーシーを構成する8つのエリアの名前と役割が分かる
  • それぞれのエリアの世界観やコンセプトの違いをイメージできる
  • 各エリアのランドマークと代表的なアトラクションを把握できる
  • 旅の目的に合ったエリアから効率よく回るヒントが手に入る

ディズニーシーのエリアの名前と全体像を解説

まずは、ディズニーシーの全体像を頭の中に描くところからスタートしましょう。この章では、細かいルートやショートカットではなく、「どんなエリアがあって、ざっくりどの方向にあるのか」「それぞれどんな役割を持っているのか」をイメージできることをゴールにしています。ここで全体像をつかんでおくと、後半の各エリアの詳細説明がグッと分かりやすくなりますよ。

ディズニーシーのエリア(テーマポート)の名前と概要

ディズニーシーのマップ
ディズニーシーのテーマポート(出典:東京ディズニーリゾート公式)

東京ディズニーシーは、8つのテーマポートと呼ばれるエリアで構成されています。それぞれのエリアにしっかりとした物語とコンセプトがあり、建物のデザインやBGM、ショップに並ぶグッズに至るまで、一貫した世界観で作り込まれています。

8つのエリアの名前とざっくりした役割

各エリアの名前と、ひとことで表したイメージをまとめると、次のような感じです。

エリア名ひとことで言うと雰囲気のキーワード
メディテレーニアンハーバーエントランスの港町南ヨーロッパ・運河・ハーバー
アメリカンウォーターフロントアメリカ東海岸の港ニューヨーク・客船・ダッフィー
ポートディスカバリー未来のマリーナレトロフューチャー・研究所
ロストリバーデルタ遺跡発掘中のジャングル探検・遺跡・ジャングル
アラビアンコーストアラビアンナイトの国宮殿・バザール・魔法
マーメイドラグーン海底の王国リトル・マーメイド・屋内
ミステリアスアイランド火山の中の秘密基地ネモ船長・地底・スチームパンク
ファンタジースプリングス魔法の泉と映画の世界アナ雪・ラプンツェル・ピーターパン

実際のパークの構造としては、真ん中にプロメテウス火山とミステリアスアイランドがあり、その周りをぐるっと取り囲むように7つのエリアが広がっています。そして、そのさらに奥に新エリアのファンタジースプリングスが続く形です。つまり、「火山を中心に、海と物語の世界が円形に広がっている」とイメージしてもらえると分かりやすいかなと思います。

エリアの名前を覚えるときは、「カタカナを丸暗記しよう」と頑張るよりも、テーマとキーワードをセットで覚えることが大事です。例えば「メディテレーニアンハーバー=南ヨーロッパの港」「ロストリバーデルタ=ジャングルの遺跡」のように、頭の中で「映像」としてイメージできるようになると、一気に覚えやすくなりますよ。

公式サイトでも、8つのテーマポートが一覧で紹介されています。世界観の説明や写真もとても分かりやすいので、より詳しく雰囲気を掴みたいときは、東京ディズニーリゾート公式サイト「8つのテーマポート」も参考になります。

このあと、それぞれのエリアを詳しく見ていきますが、「港町」「未来」「遺跡」「アラビアン」「海底」「火山」「泉と映画」という7つのキーワードを先に頭に入れておくだけでも、読み進めたときの理解度がグッと上がるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

東京ディズニーシーのコンセプト

ホテルミラコスタ・スーペリアルーム(ハーバービュー)からの景色
撮影:Disney Magic Navi

東京ディズニーシー全体のコンセプトは、よく知られている言葉で言うと「冒険とイマジネーションの海へ」です。ここをしっかり押さえておくと、「なぜこのエリアにこのアトラクションがあるのか」「どうしてパーク全体が海にまつわる世界観で統一されているのか」がスッと理解できるようになります。

海と水辺がベースになった世界観

まず一番大きなポイントは、すべてのエリアが「海」や「水辺」と深く結びついているということです。メディテレーニアンハーバーやアメリカンウォーターフロントのように、ハーバー(港)がそのまま舞台になっているエリアもあれば、ロストリバーデルタのように大きな川が流れているジャングル、マーメイドラグーンの海底王国、ポートディスカバリーの未来のマリーナなど、水の形はエリアごとにさまざまです。

パークを歩いていると、どこかしらに水の存在を感じられるようにデザインされています。港に面した遊歩道、運河、滝、泉、川、海底表現の光…これらが合わさることで、「ここは海にまつわるテーマパークなんだ」と無意識のうちに感じられるようになっているんですよね。

ちょっとした豆知識として有名なのが、メディテレーニアンハーバーの水が「海水ではなく真水」であることです。塩水だと施設の金属部分や構造物の劣化が早くなることや、設備が沈んでいる様子を隠すために水の色を調整していることなど、細かい工夫が詰まっています。そういった裏側の仕掛けも、ディズニーシーの世界観をしっかり支えてくれているんです。

「物語の世界を旅する」パークという考え方

ディズニーランドが「国や街をテーマにしたテーマランド」を旅していくイメージなのに対して、ディズニーシーは「物語の世界を旅するテーマポート」を巡る感覚が強いです。どのエリアにも、物語の舞台としての設定や年号、登場人物がしっかり用意されていて、エリア全体がひとつの物語のステージになっています。

  • ロストリバーデルタ
    →930年代の中央アメリカで、遺跡発掘隊が活躍している世界
  • ミステリアスアイランド
    →ネモ船長が地底や海底で研究を行っている秘密基地
  • ファンタジースプリングス
    →アナ雪やラプンツェル、ピーターパンの物語の舞台となるエリア

こうした設定があるからこそ、アトラクションだけでなく、レストランやショップ、BGM、ポスターのひとつひとつが「物語の一部」として機能しているんですよね。エリアの名前を見ただけで、その物語のテーマや時代背景がパッと浮かんでくるようになると、パークの楽しみ方が一段階深くなります。

旅のスタイルに合わせた楽しみ方

もうひとつ大事なのは、「どんな旅がしたいか」によって、向いているエリアが変わるということです。例えば、ゆったりと景色を楽しみたいならメディテレーニアンハーバーやアメリカンウォーターフロントが向いているし、スリルを味わいたいならロストリバーデルタやミステリアスアイランド、物語の世界に没入したいならファンタジースプリングスがぴったりです。

ざっくりとしたおすすめの組み合わせは、こんな感じです。

旅のスタイルに合わせた楽しみ方の例

  • 写真や景色を楽しみたい
    → メディテレーニアンハーバー/アメリカンウォーターフロント
  • 子ども連れでのんびり遊びたい
    → マーメイドラグーン/アラビアンコースト/ポートディスカバリー
  • スリル重視で攻めたい
    → ロストリバーデルタ/ミステリアスアイランド
  • 映画の世界に浸りたい
    → ファンタジースプリングス

このあと各エリアを詳しく見ていくときも、「自分はどんな旅がしたいかな?」と考えながら読んでみてください。そうすると、自然と回りたいルートのイメージが固まってきますよ。

アトラクションの運営状況や内容は、時期や状況によって変更されることがあります。この記事でお話ししている内容は、あくまで一般的な傾向として参考にしていただき、最新の運営情報は必ず東京ディズニーリゾート公式サイトで確認してくださいね。気になる点があれば、当日パークでキャストさんに相談しながら楽しむのがおすすめです。

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入口周辺の地図

ディズニーの入口周辺の地図
入口周辺の地図(出典:東京ディズニーリゾート公式)

次に、「実際にゲートをくぐったあと、最初にどんな景色が広がるのか」「入口周辺の地図をどう読めばいいのか」を整理しておきましょう。ここをイメージできるかどうかで、当日の「えっと、今どこにいるんだろう…?」という不安がかなり減ります。

エントランスからメディテレーニアンハーバーへ

チケットブースを通過してゲートをくぐると、まず最初にフォトスポットとして人気のアクアスフィア(地球儀の噴水)が見えてきます。ここはまだパークの外側エリアで、正式にはメインエントランスの一部ですが、「シーに来た!」と一番最初に感じる場所ですよね。

その先のアーチをくぐって進むと、だんだんと視界が開けてきて、メディテレーニアンハーバーの港と建物が目の前に広がります。そして正面やや右寄りに、どんとそびえ立つプロメテウス火山。この「港+火山」の景色が、入口周辺の地図を読むときの基準になります。

入口から見た左右の分岐をイメージしよう

ディズニーシーのマップ
ディズニーシーのテーマポート(出典:東京ディズニーリゾート公式)

入口周辺の地図が分かりにくく感じる一番の原因は、「自分がどっちの方向を向いているか」が分からなくなることです。そこで、ゲートを抜けた直後に次の3つだけ覚えておくと、かなりラクになります。

  • ゲートからまっすぐ進むと、メディテレーニアンハーバーの港に出る
  • 港を見ながら左方向へ進むと、アメリカンウォーターフロント方面へ
  • 港を右方向へ進むと、ミステリアスアイランドやその他の奥のエリア方面へ

つまり、「港の左側にアメリカ、右側に火山とその先の世界がある」と覚えておくだけで、入口周辺の地図が一気に読みやすくなります。紙マップを見るときも、まず自分の目線と港の位置関係を一致させるイメージで地図を回してみると、スッと頭に入ってくるはずです。

初めて行く人が迷いやすいポイント

初めてディズニーシーに行く方が迷いやすいのは、メディテレーニアンハーバーの中をどう抜けていくか、という点です。同じ港エリアの中でも、プロメテウス火山がよく見えるメインストリート側、運河沿いを通る道、要塞方面へ抜ける橋など、いくつかルートがあります。

迷いやすいと感じたときは、「とりあえず火山に向かって歩く」「S.S.コロンビア号(大きな船)が見えたらアメリカンウォーターフロント側にいる」「海底の世界の入口っぽい装飾が増えてきたらマーメイドラグーン方面」と、ランドマークを頼りに方向を決めるのがおすすめです。

入口周辺さえイメージできれば、あとは各エリアに入った時点で、そのエリアの雰囲気や案内看板を見ながら進んでいけます。細かいルートは事前に完ぺきに覚えなくても大丈夫なので、「港を中心に左へアメリカ、右へ火山と奥の世界」とだけ覚えておきましょう。

ディズニーシーのわかりやすい地図はどれ?

ディズニーシーのパーク内の様子
撮影:Disney Magic Navi

最後に、「どの地図を見れば一番わかりやすいの?」という疑問を整理しておきます。このテーマについては別記事で詳しく解説していますが、ここでは「目的別にどのマップを使うと便利か」に絞ってお話ししますね。

事前の全体把握には公式サイトのパークマップ

前日までにエリアの名前や位置関係をざっくり把握したいなら、東京ディズニーシー公式マップが一番見やすくておすすめです。建物の輪郭や水辺の形、橋の位置などがていねいに描かれているので、「このエリアからこのエリアまで、どれくらい距離があるのかな」「港と火山の位置関係はこうなっているんだ」というイメージがつかみやすいです。

公式マップは、東京ディズニーリゾート公式サイトのマップページからダウンロードできます。公園の案内図と同じように、エリアの区切りや主要アトラクションの位置が整理されているので、「まずは全体像だけざっくり知りたい」という段階ではとても頼りになる存在ですよ。

当日の現在地確認には公式アプリ

一方で、当日は「今自分がどこにいるのか」「近くで待ち時間が短いアトラクションはどこか」を素早く知りたくなりますよね。そういうときに便利なのが、東京ディズニーリゾート公式アプリのマップ機能です。

公式アプリでは、待ち時間・ショーのスケジュール・レストランの受付状況などが、地図上に重ねて表示されます。公式マップよりもリアルタイムな情報が多いので、「地図+今の状況」を同時に確認できるのが大きなメリットです。

公式マップ・アプリの使い分け

地図の使い分けをまとめると、次のようなイメージです。

わかりやすい地図の使い分け方法
  • 前日まで
    →公式サイトのパークマップでエリアの名前と位置関係をざっくり確認する
  • パーク内を移動中
    →公式アプリで現在地と待ち時間をチェックしながら微調整する

このように、それぞれの地図に得意・不得意があるので、「ひとつに絞る」のではなくうまく組み合わせて使うのがベストです。地図の具体的な読み方や、エリアの名前を頭に入れるコツについては、別記事「ディズニーシーのわかりやすい地図と公式アプリとの使い分けのコツ」で詳しく解説しているので、そちらもチェックしてみてください。

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ディズニーシーのエリアの名前と詳細を紹介

ディズニーシーのわかりやすい地図(テーマポートごとの主なアトラクション)
テーマポートごとの主なアトラクション(画像出典:東京ディズニーリゾート公式)

ここからは、8つのエリアそれぞれについて、世界観・ランドマーク・代表的なアトラクション・雰囲気に合った楽しみ方をじっくり紹介していきます。「このエリアでは何を楽しむのが良さそうか」という視点で読み進めてもらえると、自分のプランに当てはめやすくなるはずです。

メディテレーニアンハーバー

ディズニーシーのメディテレーニアンハーバー
メディテレーニアンハーバー(出典:東京ディズニーリゾート公式)

エントランスに広がる南ヨーロッパの港町

メディテレーニアンハーバーは、パークに入って最初に出迎えてくれる南ヨーロッパ風の港町エリアです。石畳の路地、カラフルな建物の外壁、洗濯物が干してあるバルコニー、細い路地裏まで含めて、まるでどこかの古い港町にそのままワープしたような感覚になります。

大きな特徴は、「漁村」「運河の街」「要塞」という3つのサブエリアに分かれていることです。港の正面に広がるのが陽気な雰囲気のポルト・パラディーゾ(漁村エリア)、運河沿いの石橋が印象的なのがパラッツォ・カナル、奥の方にそびえる城壁と砲台が印象的なのが、大航海時代の要塞をイメージしたエクスプローラーズ・ランディングです。

ランドマークとして一番分かりやすいのは、「港越しに見えるプロメテウス火山」と「ホテル・ミラコスタの建物群」。この2つを見つけられれば、「今自分はメディテレーニアンハーバーにいる」と判断できます。特に火山はパークのどこからでも目に入りやすいので、迷ったらまず火山の位置を確認するというクセを付けておくと安心です。

代表的なアトラクションとおすすめの楽しみ方

メディテレーニアンハーバーには、ゆったり景色を楽しむアトラクションから、大人気のライドまで、バランスよくそろっています。

  • ソアリン:ファンタスティック・フライト(フライトシミュレーター型ライド)
  • ヴェネツィアン・ゴンドラ(キャストさんが操るゴンドラライド)
ソアリン:ファンタスティック・フライト
ソアリン:ファンタスティック・フライト(出典:東京ディズニーリゾート公式)

ソアリンは、世界中の絶景を空から旅できるフライトシミュレーション・タイプのアトラクションです。高所が苦手でなければ、激しすぎる動きではないので多くの方が楽しみやすいと思います。映像、音楽、香り、風が一体となって、「飛んでいる感覚」を全身で味わえるのがポイントです。待ち時間が長くなりやすいので、朝イチで乗るか、別記事「ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション最新ガイド」を参考に、うまく時間を調整しながら楽しんでくださいね。

ヴェネツィアン・ゴンドラ
ヴェネツィアン・ゴンドラ(出典:東京ディズニーリゾート公式)

ヴェネツィアン・ゴンドラは、運河をゆったり進む癒やし系のアトラクション。キャストさん(ゴンドリエ)のトークや歌声に耳を傾けながら、橋の下をくぐったり、パークの景色を水面から眺められます。昼は青空と港の景色、夜はライトアップされた建物と水面の反射がとてもロマンティックで、同じアトラクションでもまったく違う雰囲気を味わえますよ。

メディテレーニアンハーバーは、

  • 入園直後のワクワクを高めてくれる「最初の港」
  • 夕方や夜に戻ってきて、ロマンティックな景色をゆっくり楽しめる場所

という二つの顔を持っているエリアです。朝と夜で雰囲気がかなり変わるので、時間帯を変えて2回以上訪れてみるのがおすすめですよ。

アメリカンウォーターフロント

ディズニーシーのアメリカンウォーターフロント
アメリカンウォーターフロント(出典:東京ディズニーリゾート公式)

にぎやかなニューヨークと温かなケープコッド

アメリカンウォーターフロントは、20世紀初頭のアメリカ東海岸がテーマになっているエリアです。ひとことで言うと、「大都会ニューヨーク」と「のどかな漁村ケープコッド」という、性格の違う二つの港町が同居しているイメージです。

ニューヨーク側は、高架鉄道が走り、石造りのビルが並ぶ、活気にあふれた港町。巨大な客船S.S.コロンビア号、古いホテルを改装したタワー・オブ・テラー、レトロな路面電車など、とにかくランドマークだらけです。一方、ケープコッド側は、白い灯台とカラフルな木造の家が並ぶ、小さくて温かな漁村エリア。ダッフィー&フレンズの世界観がギュッと詰まっていて、ほっこりした雰囲気が魅力です。

ランドマークとしては、遠くからでも目に入りやすいのがS.S.コロンビア号とタワー・オブ・テラー。パーク内で迷ったとき、「あ、あの大きな船が見えるからアメリカンウォーターフロント方面だな」と方向の目安にできるので、とても頼りになります。

スリルもファミリーも楽しめるアトラクション

アメリカンウォーターフロントには、スリル系からファミリー向けまで、人気アトラクションが集まっています。

  • タワー・オブ・テラー(フリーフォール型ライド)
  • トイ・ストーリー・マニア!(3Dシューティングゲーム)
タワー・オブ・テラー
タワー・オブ・テラー(出典:東京ディズニーリゾート公式)

タワー・オブ・テラーは、ゴシックなホテルを舞台にしたフリーフォール系のアトラクション。落下そのもののスリルはもちろんですが、「ホテルのオーナーに何が起きたのか」「なぜエレベーターが暴走するのか」といったバックストーリーを知ることで、怖さとワクワクがより深まります。並んでいる間にも、館内の装飾や展示をじっくり見てみてくださいね。

ディズニーシーのトイ・ストーリー・マニア!
トイ・ストーリー・マニア!(出典:東京ディズニーリゾート公式)

トイ・ストーリー・マニア!は、3Dメガネをかけて射的ゲームを楽しむアトラクションです。的を狙ってひたすらシューティングするので、終わったころには腕がヘトヘトになりますが(笑)、スコアが表示されるので家族や友だち同士で盛り上がれること間違いなしです。入口の巨大なウッディの顔は、写真スポットとしても大人気ですよ。

ケープコッド側では、ダッフィー&フレンズのフォトスポットやグッズショップ、スイーツなどが充実しています。ダッフィーたちが大好きなあなたは、写真を撮る時間もたっぷり確保しておくと大満足の一日になりますよ。

アメリカンウォーターフロントは、「にぎやかなアトラクションエリア」と「のんびり過ごせるフォトスポットエリア」が同時に楽しめるのが魅力です。家族の中でもスリル好きとゆったり派が分かれている場合でも、一緒に楽しみやすいエリアかなと思います。

ポートディスカバリー

ディズニーシーのポートディスカバリー
ポートディスカバリー(出典:東京ディズニーリゾート公式)

過去の人が描いた未来のマリーナ

ポートディスカバリーは、「20世紀初頭の人たちが思い描いた未来の港町」がテーマのエリアです。いわゆるレトロフューチャーな世界観で、丸みを帯びた建物、金属のパイプやガラスドーム、歯車のような装飾など、どこを見てもSFチックな雰囲気に包まれています。

エリアの中には、天候をコントロールする研究所や、海洋生物を調査する研究施設があるという設定になっていて、「科学と自然が調和した未来都市」というイメージです。アメリカンウォーターフロントとポートディスカバリーを結ぶディズニーシー・エレクトリックレールウェイの駅もあり、「未来の駅前広場」のような雰囲気を感じられます。

子どもから大人まで楽しめるアトラクション

ポートディスカバリーのアトラクションは、スリル全開というよりも、「ちょっとドキドキ+ワクワク」のバランスが良いラインナップです。

  • ニモ&フレンズ・シーライダー(シミュレーションライド)
  • アクアトピア(予測不能に動く水上ビークル)
ニモ&フレンズ・シーライダー
ニモ&フレンズ・シーライダー(出典:東京ディズニーリゾート公式)

ニモ&フレンズ・シーライダーは、潜水艇に乗ってニモやドリーたちの世界へ冒険に出発するアトラクションです。揺れや映像の迫力はありますが、絶叫マシンほどの激しさではないので、絶叫が苦手な方でもチャレンジしやすいはずです。ストーリー仕立てなので、「ちょっとした映画を観に来た」感覚で楽しめますよ。

アクアトピア
アクアトピア(出典:東京ディズニーリゾート公式)

アクアトピアは、レールのない水上ライドがくるくると動き回る、ちょっと不思議なアトラクション。どの方向に進むかは乗るたびに変わるので、「さっきとは違う動き!」と何度でも乗りたくなる魅力があります。夏には水しぶきが増えるバージョンが登場することもあり、「ちょっと濡れてもいいよ!」という日には特におすすめです。

ポートディスカバリーは、

  • 絶叫は苦手だけど、ほどよいスリルを味わいたい
  • 子どもも大人も一緒に楽しめるアトラクションに乗りたい
  • 未来感のある写真スポットで撮影したい

というあなたにぴったりのエリアです。天候が変わりやすい日でも、アクアトピアの水しぶきを楽しみつつ笑い合えるのがいいところですね。

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ロストリバーデルタ

ディズニーシーのロストリバーデルタ
ロストリバーデルタ(出典:東京ディズニーリゾート公式)

遺跡とジャングルに囲まれた探検エリア

ロストリバーデルタは、1930年代の中央アメリカのジャングルを舞台にしたエリアです。大きな川と吊り橋、鬱蒼とした木々、発掘中の遺跡、キャンプ地として張られたテントなど、「冒険映画の中に飛び込んだ」ような風景が広がっています。

エリアのシンボルは、巨大なピラミッド型の神殿と、炎の神を祀った遺跡を利用して作られたレイジングスピリッツのコース。遠くから見ても「何か危険な香りがする…!」と感じてしまうような外観で、エリア全体が少し大人っぽく、スリリングな雰囲気に包まれています。

ディズニーシーの中では一番奥に位置しているので、入口からの距離も少し長めですが、その分「秘境にたどり着いた!」という達成感もあります。歩くルートによって見える景色が変わるので、同じ日に別ルートで通ってみるのも楽しいですよ。

スリル系ライドとグリーティングの両方が充実

ロストリバーデルタは、スリル系アトラクションが特に充実しているエリアです。

  • インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮
  • レイジングスピリッツ(360度ループコースター)
インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮
インディ・ジョーンズ・アドベンチャー(出典:東京ディズニーリゾート公式)

インディ・ジョーンズ・アドベンチャーは、特別な探検車に乗って遺跡内部を走り抜けるライドです。突然現れる罠や仕掛け、巨大な神像など、ハラハラする演出が盛りだくさんですが、ストーリー性も高く、映画の世界そのものに入り込んだような体験ができます。

レイジングスピリッツ
レイジングスピリッツ(出典:東京ディズニーリゾート公式)

レイジングスピリッツは、ディズニーリゾートで唯一の360度ループを持つジェットコースター。スピードもあり、短い時間の中にぎゅっとスリルが詰まっています。「とにかく絶叫したい!」というあなたには、ぜひ一度チャレンジしてほしいアトラクションです。

ロストリバーデルタの主要アトラクションは、長期のメンテナンス休止が入ることもあります。休止情報は時期によって変わるため、必ず東京ディズニーリゾート公式サイトの運営カレンダーで最新情報を確認してから、「どうしてもこれに乗りたい!」というプランを組むようにしてくださいね。

全体として、ロストリバーデルタは「ディズニーシーの冒険要素を一番強く感じられるエリア」です。ジャングルの空気を吸い込みながら、川沿いを歩いたり、吊り橋から写真を撮ったりするだけでも、他のエリアとは違ったワイルドな魅力を味わえます。

アラビアンコースト

ディズニーシーのアラビアンコースト
アラビアンコースト(出典:東京ディズニーリゾート公式)

魔法と物語があふれるアラビアンナイトの国

アラビアンコーストは、アラビアンナイトの世界観をベースにしたエリアです。青いドーム屋根の宮殿、細かな模様が描かれたタイル、アーチ状の窓や扉、カラフルな絨毯やランプ…。エリア全体が「異国情緒」そのもので、歩くだけでワクワクするような場所です。

設定としては、ジーニーが魔法で作り出した国ということになっていて、豪華な宮殿エリアと、庶民の暮らす街や市場(バザール)エリアが共存しています。賑やかな市場のざわめきや、スパイスの香りが漂ってきそうなBGMも魅力で、「ここで1日過ごしたい…!」と感じる方も多いはずです。

ファミリーでも安心して楽しめるアトラクション

アラビアンコーストのアトラクションは、全体的に動きがマイルドで、小さなお子さんでも楽しみやすいものが多いです。

  • マジックランプシアター(3Dシアターショー)
  • ジャスミンのフライングカーペット(回転系ライド)
ディズニーシーのマジックランプシアター
マジックランプシアター(出典:東京ディズニーリゾート公式)

マジックランプシアターは、ジーニーとマジシャンたちが繰り広げるショーを、3D映像と実写の組み合わせで楽しむアトラクションです。笑いあり、びっくりする演出ありで、言葉が分からない小さなお子さんでも雰囲気で楽しめる内容になっています。

ジャスミンのフライングカーペット
ジャスミンのフライングカーペット(出典:東京ディズニーリゾート公式)

ジャスミンのフライングカーペットキャラバンカルーセルは、見た目もかわいらしく、写真映えも抜群。特に夜はライトアップされた宮殿やイルミネーションがとてもきれいで、昼とは違った雰囲気を楽しめます。

アラビアンコーストは、

  • 激しいアトラクションは控えめにして、世界観をじっくり味わいたい
  • 子ども連れで安心して楽しめるエリアを探している
  • エキゾチックな写真をたくさん撮りたい

というあなたにぴったりの場所です。カレーの香りがただようレストランも多いので、「ちょっとエスニックな気分になりたい日」にもおすすめですよ。

マーメイドラグーン

ディズニーシーのマーメイドラグーン
マーメイドラグーン(出典:東京ディズニーリゾート公式)

リトル・マーメイドの世界に飛び込める海底エリア

マーメイドラグーンは、映画『リトル・マーメイド』の世界を再現したエリアです。外側から見ると、カラフルなサンゴや貝殻が重なり合った大きなお城のような建物が目印で、遠くからでもすぐに「海の世界っぽい場所だな」と分かります。

ですが、このエリアの本当の魅力は、その内側に広がる「トリトンズ・キングダム」にあります。階段やスロープを使って屋内に入ると、天井には水面のようなライトが揺らめき、壁や床には海の生き物をモチーフにした装飾がいっぱい。「本当に海の底に潜り込んだみたい!」という感覚を全身で味わえる空間です。

屋内で完結する、子ども天国のようなエリア

マーメイドラグーンの特徴は、ほとんどのアトラクションや施設が屋内にまとまっていることです。暑い夏の日や寒い冬の日、雨の日でも天候を気にせず遊べるので、小さな子ども連れのファミリーにとっては本当に心強いエリアだと思います。

  • アリエルのプレイグラウンド(海底をイメージした遊び場)
  • ジャンピン・ジェリーフィッシュブローフィッシュ・バルーンレースワールプール などのライド系
アリエルのプレイグラウンド
アリエルのプレイグラウンド(出典:東京ディズニーリゾート公式)

アリエルのプレイグラウンドは、海底の洞窟や宝物が隠れていそうな場所が広がる遊び場で、子どもたちが自由に走り回って遊べます。暗い場所や音が気になるお子さんの場合は、少し様子を見ながら無理のない範囲で楽しんでくださいね。

絶叫系やスピードの速いアトラクションはほとんどないので、絶叫が苦手なあなたにもおすすめです。ディズニーシーで絶叫が苦手な方向けのアトラクションをまとめた記事もあるので、「怖くないものだけ選びたい!」という方はディズニーシーで絶叫苦手でも乗れる安心アトラクション完全ガイドも参考にしてみてください。

マーメイドラグーンは、「とにかく子どもが楽しめる場所がほしい」「天候に左右されず遊べる場所を確保しておきたい」というときの避難先としても優秀なエリアです。スケジュールに余裕を持たせて、のんびり過ごす時間を作ってあげると、子どもも大人も気持ちに余裕を持って1日を過ごせますよ。

ミステリアスアイランド

ディズニーシーのミステリアスアイランド
ミステリアスアイランド(出典:東京ディズニーリゾート公式)

プロメテウス火山の内部に広がる、謎めいた科学研究基地

ミステリアスアイランドは、東京ディズニーシーの象徴であるプロメテウス火山の内部に広がるエリアです。ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』や『地底旅行』の世界観にインスパイアされていて、ネモ船長の秘密基地という設定になっています。

エリアに一歩足を踏み入れると、岩肌むき出しのカルデラと、蒸気を吹き上げるパイプ、謎めいた機械装置が目に飛び込んできます。ゴウンゴウンと低い機械音が響き、ところどころから水蒸気が噴き出しているような演出もあり、「普通のテーマパークとはちょっと違う場所に来たな…」という感覚を強く味わえるはずです。

スリル系+探検系のアトラクション

ミステリアスアイランドには、性格の違う2つのアトラクションがあります。

  • センター・オブ・ジ・アース(地底を駆け抜ける高速ライド)
  • 海底2万マイル(小型潜水艇で海底を探検するライド)
センター・オブ・ジ・アース
センター・オブ・ジ・アース(出典:東京ディズニーリゾート公式)

センター・オブ・ジ・アースは、ネモ船長が開発した地底走行車に乗って、地底世界を探索するアトラクションです。発光するキノコの森や不思議な生き物たちが登場する前半は、どこか幻想的な雰囲気ですが、クライマックスでは突然スピードが上がり、火山の内部から一気に外へ飛び出します。ディズニーリゾートの中でもトップクラスのスピード感を誇るので、スリル好きにはたまりません。

海底2万マイル
海底2万マイル(出典:東京ディズニーリゾート公式)

一方、海底2万マイルは、小型潜水艇に乗って暗い海底を探索するアトラクションです。コックピットのような狭い空間に乗り込んで、窓から外を見ると、沈没船や謎の生き物、古代文明のような遺跡が次々に現れます。大きな落下などはなく、どちらかというと「じっくり観察して楽しむ」タイプなので、センター・オブ・ジ・アースが苦手な方でもチャレンジしやすいと思います。

ミステリアスアイランドは、周囲を火山の壁に囲まれているので、現在地が分かりにくくなることも多いエリアです。迷ったときは、「とりあえず火山から外側へ出る」イメージで、メディテレーニアンハーバーやロストリバーデルタ方面に抜けるトンネルを目指してみてください。外の景色が見えると、ぐっと現在地を把握しやすくなりますよ。

全体として、ミステリアスアイランドは「ディズニーシーらしさ」を強く感じられるオリジナルエリアです。物語とアトラクションと景色が完全に一体となっているので、アトラクションに乗らないとしても、少し時間を取ってエリア内を歩いてみる価値がある場所だと思います。

ファンタジースプリングス

ディズニーシーのファンタジースプリングス
ファンタジースプリングス(出典:東京ディズニーリゾート公式)

魔法の泉に導かれる3つのディズニー映画の世界

ファンタジースプリングスは、2024年にオープンした東京ディズニーシー8つ目のテーマポートです。テーマは「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」。中央にある泉や滝を中心に、『アナと雪の女王』『ピーター・パン』『塔の上のラプンツェル』という3つの物語のエリアが広がっています。

  • フローズンキングダム(アナ雪の世界)
  • ピーターパンのネバーランド
  • ラプンツェルの森

エリアの入口には、ラプンツェルの塔がそびえ立ち、その周りにはキャラクターをかたどった岩や、魔法の泉が点在しています。どこを見ても映画のワンシーンのような景色ばかりで、「写真を撮る場所が多すぎて追いつかない…!」という嬉しい悲鳴が上がりそうなエリアです。

また、エリア内には「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」も併設されていて、パークの世界観をそのままホテルステイまで引き延ばせるのも大きな特徴です。宿泊までするかどうかは別として、ホテルの外観や周辺の装飾を眺めるだけでも、かなり満足感がありますよ。

物語を全身で追体験できるアトラクション

ファンタジースプリングスのアトラクションは、どれも「映画の名シーンを全身で感じる」ことをテーマに作られています。

  • アナとエルサのフローズンジャーニー
  • ラプンツェルのランタンフェスティバル
ディズニーシーのアナとエルサのフローズンジャーニー
アナとエルサのフローズンジャーニー(出典:東京ディズニーリゾート公式)

アナとエルサのフローズンジャーニーは、ボートに乗ってアレンデール王国の物語をめぐるアトラクションです。映画でおなじみの楽曲に合わせて、アナやエルサ、オラフたちが歌い、動き、魔法を使う様子を目の前で体験できます。演出の迫力もさることながら、「映画のその後の世界」が舞台になっているのも大きなポイントです。

ラプンツェルのランタンフェスティバル
ラプンツェルのランタンフェスティバル(出典:東京ディズニーリゾート公式)

ラプンツェルのランタンフェスティバルは、ラプンツェルとフリンがランタンの海を眺める名シーンをボートライドで追体験できるアトラクションです。夜空一面にランタンが浮かぶ演出は、本当に息をのむほどの美しさで、「これは絶対自分の目で見てほしい…!」と思うシーンが次々に現れます。

ファンタジースプリングスは、アトラクションの人気も高く、待ち時間が長くなりやすいエリアです。その分、並んでいるあいだにも背景の岩のレリーフや建物の装飾などを見る楽しみがあるので、「並ぶ=退屈」になりにくいのもポイントかなと思います。

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まとめ:ディズニーシーのエリアの名前を知って役立てよう!

ここまで、ディズニーシーのエリアの名前と、それぞれの世界観・ランドマーク・代表的なアトラクションを、一気に駆け抜けるような形で紹介してきました。

最後にもう一度、ディズニーシー エリアの名前を旅に活かすポイントを整理しておきます。

  • まずは8つのエリアを「港町・未来・遺跡・アラビアン・海底・火山・泉と映画」というキーワードでざっくり分類する
  • 行きたいアトラクションや会いたいキャラクターが、どのエリアに属しているかをセットで覚える
  • 入口付近では、メディテレーニアンハーバー(港)とプロメテウス火山(ミステリアスアイランド)の位置関係を基準に現在地を把握する
  • 地図そのものの見方や効率的なルートは、公式マップ・公式アプリ・地図に特化した解説記事で補強する

ディズニーシーのエリアの名前を味方につけて、あなたの1日がよりスムーズで、よりワクワクにあふれた素敵な旅になりますように!

最新情報のチェックをお忘れなく!

本記事の情報は記事執筆時のものです。最新情報については、必ず東京ディズニーリゾート公式サイトや公式アプリ、各種公式サイトでチェックしてくださいね。

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