こんにちは。Disney Magic Navi、管理人のかおるです。
ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにそびえ立つ、ひときわ不気味で豪華な建物。タワーオブテラーの元ネタが何なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
あのアトラクションにはどんな意味があるのか、原作やモチーフとなった作品、さらに元となった映画が存在するのかなど、知れば知るほど不思議な魅力が詰まっています。そこでこの記事では、タワー・オブ・テラーのストーリーの背景や、物語が実話なのか、モデルになったホテルはどこにあるのかといった疑問を徹底的に解説していきます。
なぜ助かるのかという謎や、過去に死亡事故があったという噂の真相まで詳しくお話しするので、安心して読み進めてくださいね。この記事を読めば、次にタワーオブテラーに乗る時の景色がまったく違って見えてくるはずですよ。
この記事で分かること
- タワーオブテラーの元ネタとなったドラマや映画
- 東京ディズニーシー独自のストーリーと実話の関連性
- モデルになったホテルやハイタワー三世の正体
- アトラクションを120%楽しむための背景知識
タワーオブテラーの元ネタと独自の背景を徹底解説
まずは、タワー・オブ・テラーというアトラクションがどのようにして生まれたのか、そのルーツを探ってみましょう。東京ディズニーシー(TDS)のものは、実は世界でもちょっと特別な存在なんですよ。
ドラマのトワイライトゾーンが原作やモチーフの理由

ディズニーシーに遊びに行くと、どうしても目に入ってくるあの高い塔。実は世界中のディズニーパークにあるこのアトラクションの原作やモチーフとなっているのは、アメリカの伝説的なテレビ番組なんです。ここではその不思議な世界観についてお話ししますね。
伝説のテレビシリーズ「トワイライトゾーン」とは?
タワー・オブ・テラーの根本的なルーツは、1950年代後半からアメリカで放送された「トワイライトゾーン(The Twilight Zone)」というテレビドラマシリーズです。日本では「ミステリー・ゾーン」というタイトルで紹介されたこともあります。
この番組は、日常のすぐ裏側にある「未知の世界」や「奇妙な現象」をテーマにした一話完結の物語で、大人でもちょっと背筋が凍るような不思議な話ばかりなんですよ。
海外のパーク(フロリダやパリなど)では、このドラマの中にゲストが入り込んでしまうという設定になっています。建物に「The Twilight Zone」という看板が掲げられているのを見たことがある方もいるかもしれませんが、それはこのドラマが直接の原作やモチーフになっているからなんですね。
なぜ東京ディズニーシーは独自の道を選んだのか
ここが面白いポイントなのですが、東京ディズニーシーのタワー・オブ・テラーだけは、このドラマのライセンスを使っていません。日本でもドラマの人気はありましたが、当時のディズニーのクリエイターたちは「もっと東京独自の、深みのある物語を作ろう!」と考えたんですね。
その結果、ドラマのファン以外の人でも楽しめるような、歴史や冒険をテーマにしたオリジナルのストーリーが出来上がりました。
海外版が「心霊現象や次元の歪み」をテーマにしているのに対し、東京版は「異文化への敬意を忘れた者の末路」という、より人間ドラマに近い設定になっています。
どちらもエレベーターが落下するという基本は同じですが、その背景を知ると、日本のタワー・オブ・テラーがいかに丁寧に作り込まれているかがわかりますよ。
時空を超えた演出と音楽の魅力
ドラマ版の「トワイライトゾーン」を象徴する、あの有名な不気味なメロディーを知っている人も多いはず。海外版のアトラクションではその音楽が恐怖を煽りますが、東京版ではハイタワー三世の栄華と没落を感じさせる、重厚でクラシックな音楽が使われています。
こうした音の演出ひとつ取っても、それぞれのパークのこだわりが感じられて面白いですよね。東京版に乗る時は、Qライン(待ち列)で流れている当時の流行歌や、蓄音機から流れる声にも注目してみると、より深く物語に没頭できるかなと思います。
元となった映画や元ネタになった作品を詳しく紹介
「タワー・オブ・テラーって映画があったよね?」という疑問を時々お見かけします。確かに、このアトラクションには元となった映画や元ネタが存在します。でも、今の東京ディズニーシーの物語とは少し違う部分があるんです。そのあたりを整理してみましょう。
1997年公開の映画「タワー・オブ・テラー」
実は、1997年にアメリカで「タワー・オブ・テラー」というタイトルそのままのテレビ映画が公開されています。これは、フロリダのディズニー・ハリウッド・スタジオにあるアトラクションを基にして作られた作品です。
ストーリーは、1939年のハロウィーンの夜に、ホテルのエレベーターに乗った5人の客と従業員が、落雷と共に姿を消してしまうというもの。現代の記者がその謎を追うというミステリー仕立ての内容で、この映画こそがアトラクションの元となった映画として知られています。
でも、この映画にはハイタワー三世やシリキ・ウトゥンドゥは登場しません。映画の事件の原因は「魔女の呪い」や「嫉妬」として描かれているんです。東京版の元ネタとは少し距離がありますが、エレベーターが落ちる恐怖のルーツを知るにはとても面白い作品ですよ。
S.E.A.(探検家・冒険家協会)という壮大な世界観
東京版の独自のストーリーを支えている、もうひとつの重要な元ネタが「S.E.A.(Society of Explorers and Adventurers)」という組織の設定です。
これはディズニーパークの世界をつなぐ架空の団体で、ハイタワー三世もそのメンバーの一人でした。彼は世界中を旅して、各地の貴重な文化財を集めていた(実際には略奪していた)という背景があります。
このS.E.A.の設定は、香港ディズニーランドの「ミスティック・マナー」など、他のパークのアトラクションとも繋がっています。複数のアトラクションをまたいでひとつの巨大な物語が構成されているなんて、ワクワクしちゃいますよね。
こうした細かい設定が組み合わさって、東京版タワー・オブ・テラーの唯一無二の世界観が作られているんです。
クラシック・ホラーへのリスペクト
タワー・オブ・テラーの建物や演出には、19世紀末のゴシックホラーや、エドガー・アラン・ポーのような古典的な恐怖小説の雰囲気も取り入れられています。
ただ驚かせるだけの「お化け屋敷」ではなく、どこか気品がありつつも、一歩足を踏み入れると戻れないような不気味さ。こうした文学的なモチーフも、アトラクションに深みを与えている大切な要素だなと感じます。
ハイタワー三世の物語は実話なのか背景を調査

アトラクションの主役、ハリソン・ハイタワー三世。彼の傲慢な生き様や、あの衝撃的な失踪事件は、あまりにリアリティがあって「これって本当にあった実話なの?」と聞きたくなるのも無理はありません。ここではその真相に迫りますね。
実在の「新聞王」がモデルになっていた?
まず、ハイタワー三世という人物そのものは架空のキャラクターです。でも、彼の造形には実在の人物が強く反映されています。
その一人が、アメリカの新聞王として知られるウィリアム・ランドルフ・ハーストです。彼は莫大な富を使い、世界中から美術品を買い漁って自分の広大な屋敷に集めた人物でした。彼の強引な収集癖や、自分の権力を誇示するような姿勢は、まさにハイタワー三世そのものですよね。
また、もう一人のモデルは、ディズニーのイマジニア(クリエイター)であるジョー・ロードさん。ハイタワー三世の肖像画を見ると、立派な髭や耳のピアスが特徴的ですが、これはジョーさんの外見をそのままモチーフにしているそうなんです。
身近な人をモデルにすることで、キャラクターに命を吹き込んでいるというわけですね。こうした「モデルがいる」という事実が、実話のような説得力を生んでいるのかもしれません。
1899年12月31日の「事件」は実話?
ハイタワー三世が消えたとされる1899年の大晦日の事件。これももちろんストーリー上の演出ですが、当時のニューヨークの雰囲気は非常に忠実に再現されています。
19世紀から20世紀へと変わるこの時期は、人々の生活が急激に変化し、新しい技術や富への憧れが強かった時代でした。そんな時代の熱気と、ハイタワー三世の強欲さがぶつかり合って起きた悲劇……という設定は、当時の歴史背景をよく調べて作られているなと感心してしまいます。
S.E.A.のメンバーたちの横の繋がり
ハイタワー三世は孤独な富豪ではなく、同じ志(?)を持つ探検家たちとの繋がりがありました。彼が略奪してきたコレクションの中には、他のアトラクションに関わるものも隠されています。
こうした「点と点がつながる」設定は、私たちファンにとってはたまらない楽しみのひとつですよね。彼が本当にいたかどうかよりも、「もしこんな人がいたら……」という想像力を膨らませてくれるのが、このアトラクションの魔法かなと思います。
タワー・オブ・テラーのストーリーと呪いの偶像

アトラクションの核心に触れる、あの恐ろしい偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」。彼の存在なしには、この物語は語れません。ここでは呪いの正体とストーリーの深層についてお話ししますね。
偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」との出会い
物語は1899年、ハイタワー三世がアフリカのコンゴ川流域を旅していたところから始まります。そこで彼は、ムトゥンドゥ族という部族が大切に祀っていた「シリキ・ウトゥンドゥ」という偶像を力ずくで奪い取ってしまいました。
これがすべての悲劇の始まりです。ハイタワー三世は、「こんな木の塊に呪いなんてあるわけがない」と、現地の人々の忠告を鼻で笑っていたんですね。
「シリキ・ウトゥンドゥ」という名前、ちょっと不思議な響きですよね。部族の言葉(スワヒリ語という設定)で「災いを信じよ」という意味があるそうです。
名前そのものが警告になっているのに、それを無視してしまった彼の慢心こそが、真の恐怖の引き金だったんです。ここ、本当に考えさせられるポイントですよね。
守られなかった「8つの掟」
シリキ・ウトゥンドゥには、所有者が絶対に守らなければならない「8つの掟」が存在します。ハイタワー三世はこの掟をことごとく破りました。記者会見の録音をよく聞くとわかりますが、彼は公衆の面前で偶像をバカにしたり、あろうことか頭の上でタバコの火を押し付けたりしたんです。
さらには、火を近づけてはいけないのに暖炉のそばに置いたり、閉鎖された場所に入れてはいけないのにエレベーターに持ち込んだり……。
こうした不敬な態度が重なり、1899年12月31日の深夜0時、ついに呪いが発動します。エレベーターを包んだ緑色の光、そしてハイタワー三世の絶叫。翌朝見つかったのは、彼のトルコ帽と無傷の偶像だけでした。
このストーリーを知ってからアトラクションに乗ると、あのエレベーターの揺れが「偶像の怒り」のように感じられて、怖さが倍増しちゃいますよね。
タワー・オブ・テラーの物語をより深く楽しむためのポイント
- Qラインにあるハイタワー三世のコレクションに注目。各地から奪った宝物が展示されています。
- 書斎での記者会見のシーンでは、偶像が消える瞬間に集中してみてください。
- シリキ・ウトゥンドゥの目は、常に私たちを見ていると言われていますよ。
ハイタワー三世が最期に何を語ったのか、その詳細な言葉を知りたい方は、別記事「タワーオブテラーの台詞全文を解説!意味やキャストさんの案内も紹介」も合わせて読んでみてくださいね。内容がもっと面白く感じられるはずです。
恐怖の塔を指すタワーオブテラーの意味と由来

「タワー・オブ・テラー」という名前、今では当たり前のように呼んでいますが、実はこれには物語上のしっかりとした由来があるんです。単にかっこいいからついた名前ではないんですよ。
なぜ「ホテル・ハイタワー」ではないのか
もともと、あの建物の正式名称は「ホテル・ハイタワー」でした。ハイタワー三世が自分の名前を冠した、ニューヨークで最高級のホテルだったんです。
でも、1899年の失踪事件の後、ホテルは閉鎖され、中には呪いの偶像が残されたままになりました。電気が通っていないはずなのに窓から明かりが見えたり、不気味な声が聞こえたり……。そんな噂が広まるにつれ、街の人々がこの建物を恐れて「タワー・オブ・テラー(恐怖の塔)」と呼ぶようになったという意味があるんです。
私たちが体験するツアーを運営している「ニューヨーク市保存協会」は、あえてこの「恐怖の塔」という通称を使って、人々の好奇心を煽るような宣伝をしてツアー客を集めています。歴史的な価値を守るためと言いつつ、ちょっと商魂たくましい感じもして、当時のアメリカ社会の雰囲気が伝わってきますよね。
建物の高さ「59メートル」に隠された秘密
タワー・オブ・テラーの高さは59メートルです。「きりよく60メートルにすればいいのに」と思ったことはありませんか?実はこれ、日本の法律(航空法)が関係しているんです。
建物が60メートルを超えると、飛行機に知らせるための「航空障害灯」という赤や白のライトを設置しなければならないという決まりがあるんですよ。
もしライトを付けてしまうと、1912年のニューヨークという雰囲気が壊れてしまいますよね。ディズニーは、景観を完璧に守るために、あえて60メートル以下の「59メートル」という高さにこだわって設計したんです。こうした徹底したこだわりが、私たちの没入感を支えてくれているんですね。
外観のデザインが語るハイタワー三世の強欲さ
ホテルの外観をよく見ると、下の方は石造りで重厚ですが、上の方は装飾がとても派手で、いろんな建築様式が混ざり合っています。
これは、ハイタワー三世が世界中の文化を「自分のもの」にしようとして、節操なくデザインを取り入れた結果だと言われています。建物そのものが、主人の強欲さを物語っているというわけですね。
次にタワーの前に立ったら、ぜひその不調和な美しさを見上げてみてください。
海外パークとの違いや原作やモチーフを詳しく比較

さて、ここまでの内容で、日本のタワー・オブ・テラーがいかに特殊かわかってきたかなと思います。ここでは、海外パークとの決定的な違いをさらに深掘りしてみましょう。
ストーリーの「動機」がまったく違う
海外版(フロリダ、パリなど)の共通のテーマは「不慮の事故」です。1939年の嵐の夜、たまたまエレベーターに乗っていた客たちが、落雷によって異次元「トワイライトゾーン」へ引きずり込まれてしまう……。つまり、被害者たちは何も悪いことはしていないんです。純粋なホラーとしての怖さがありますよね。
それに対して、東京版は「因果応報」がテーマ。ハイタワー三世が呪いを信じず、偶像を略奪したからこそ悲劇が起きた、という自業自得の物語になっています。この違いがあることで、アトラクションに乗った時の印象もガラッと変わります。海外版は「巻き込まれる恐怖」、東京版は「歴史の闇に触れる恐怖」といった感じでしょうか。この比較、気になりますよね。
建物の設定と時代背景のこだわり
海外版の舞台はロサンゼルスのハリウッド。黄金時代の映画界の華やかさと、その裏にある不気味さが描かれています。一方で、東京版は1912年のニューヨーク。急速に発展する大都会の光と影、そして世界中を冒険する「大航海時代」の名残を感じさせる設定です。
同じ「ホテル」という設定でも、ロビーの装飾や小道具ひとつひとつが、その街の歴史に合わせて細かく作り分けられています。
ライド体験の違い:上下か、前後か
実は乗り物としての仕組みも少し違います。フロリダ版のタワー・オブ・テラーは、エレベーターがシャフト(昇降路)を離れて、廊下をゆっくり「前後」に自走するシーンがあります。これは最新のシステムを使っているからできる演出なんですよ。
対して東京版は、上下の動きと演出に特化しています。その分、シリキ・ウトゥンドゥの視覚効果や、目の前で何かが起きる臨場感は日本の方が優れているという声も多いんです。それぞれの良さを知って、いつか海外のパークにも行ってみたい……なんて夢が膨らみますよね。
タワーオブテラーの元ネタに隠された謎と実話の噂
さて、ここからはさらに踏み込んで、ネットでまことしやかに語られる噂や、知っているとちょっと自慢できるような深いお話をお届けしますね。
偶像の掟やストーリーは実話に基づいている?
シリキ・ウトゥンドゥにまつわるストーリーは実話なのか、それとも元になった伝説があるのか……。ミステリアスな部分が多いので、ここが一番気になるところかもしれません。
「呪いの偶像」のモデルは存在する?
先ほどもお話しした通り、シリキ・ウトゥンドゥ自体はディズニーの完全な創作です。でも、その造形や呪いの設定には、アフリカの実際の文化が反映されていると言われています。
特に有名なのが、コンゴ民主共和国周辺に伝わる「ミンキシ(Nkisi)」という霊力の宿る人形です。これには願いを叶えたり、逆に敵を呪ったりする力があると信じられ、契約の証として釘を打ち込む風習があります。
シリキ・ウトゥンドゥの頭にもたくさんの釘が刺さっていますが、これはまさにミンキシの伝統をモチーフにしているんですね。
こうした実在の風習をバックボーンに持っているからこそ、私たちはあの小さな偶像に得体の知れないリアリティを感じてしまうのかもしれません。架空だけど、どこか「ありそう」だと思わせる力……これがディズニーの演出のすごさかなと思います。
なぜ「8つの掟」が必要だったのか
掟の内容をよく見ると、「敬うこと」や「恐れること」など、信仰の基本のような言葉が並んでいます。ハイタワー三世は、それらを単なる「未開人の迷信」として切り捨てました。
でも、物語の裏側を読むと、ムトゥンドゥ族はわざと彼に偶像を奪わせたのではないか、という説もあるんです。
あまりに強力すぎる呪いに耐えられなくなった部族が、強欲なハイタワー三世に「押し付けた」……そんな解釈をすると、より一層ゾクゾクしませんか?
名前の響きが与える心理的な影響
「シリキ・ウトゥンドゥ」という言葉。一度聞くと耳に残りますよね。スワヒリ語風の響きを持たせることで、異国情緒と不気味さを同時に演出しています。こうした言葉の選び方ひとつで、ゲストの心の中に「未知のものへの畏怖」を植え付ける手法。これもまた、元ネタをさらに魅力的に見せるための大切なスパイスになっているんです。
モデルになったホテルはどこ?実在の建築を解説

あの豪華で重厚なホテル・ハイタワー。もしモデルになったホテルが本当にあるなら、一度見てみたい……そう思う方も多いのではないでしょうか。実は、いくつかの有名な建物が合体しているんです。
ニューヨークの象徴「フラットアイアン・ビル」
ホテルの形状、特にあの上に向かって尖っていくような特徴的なデザインは、1902年に建てられたニューヨークの「フラットアイアン・ビルディング」が大きなヒントになっていると言われています。
三角形の敷地に建つその独特な姿は、当時の最先端の建築でした。ハイタワー三世が「ニューヨークで一番目立つ建物を!」と願った結果、あのような形になった……と想像すると楽しいですよね。
豪華ホテルの代名詞「ウォルドルフ=アストリア」
内装の豪華さや、「社交界の拠点」という設定は、当時実在した最高級ホテル「ウォルドルフ=アストリア」がモデルになっています。ハイタワー三世は、このホテルに対抗して自分のホテルを作った……なんていう裏設定を想像させるほど、細部まで作り込まれています。
ロビーの天井画や豪華なシャンデリアは、まさに当時の富裕層たちが集った社交場の再現そのもの。ここ、当時の流行を感じられるポイントです。
世界中の様式が混ざり合った「ムーリッシュ・リバイバル」
建物の屋根の部分などに見られる、ちょっとイスラム風なドーム状の装飾。これは「ムーリッシュ・リバイバル様式」と呼ばれる、当時アメリカで流行したエキゾチックなスタイルです。
ハイタワー三世が「世界中を支配した」ことをアピールするために、いろんな国の建築様式を無理やり詰め込んだ結果、あの独特の外観になったんですね。まさに彼の「権力のパッチワーク」とも言える建物。
モデルになったホテルはどこかという問いへの答えは、「ハイタワーの強欲さが作り上げた、世界の建築の縮図」と言えるかもしれません。
ホテル・ハイタワーの住所は「ワン・パーク・アベニュー」。これは実在する住所ではありませんが、ニューヨークの超一等地の始まりを意味する、非常に象徴的な名前なんですよ。彼の権力の大きさがわかりますね。
過去に死亡事故があったという噂の真相と事実
さて、ここからは少し真面目なお話です。Google検索などで「タワー・オブ・テラー 死亡事故」というキーワードを見かけることがあります。不安に思う方もいるかもしれませんが、安心してくださいね。
東京ディズニーシーでの事実は?
まず、東京ディズニーシーのタワー・オブ・テラーにおいて、走行中の事故による死亡事故は一度も発生していません。これは公式な記録としてもはっきりしていることです。
アトラクションは、毎日キャストさんによって厳重に点検されていますし、そもそも物理的なブレーキだけでなく、コンピューターによる何重もの安全装置が備わっています。
私たちが感じる「ふわっ」とした浮遊感も、重力で落ちているのではなく、機械で精密に制御された「演出」なんですよ。
なぜ「死亡」という噂が流れたのか
では、なぜ「死亡」や「気絶」というワードが飛び交うのでしょうか?
それは、アトラクションの演出があまりにも凝っているからだと私は思います。ハイタワー三世の失踪という「死」を連想させるテーマそのものが、現実の噂と混ざり合ってしまったのかもしれません。
また、あまりの恐怖で一時的に過呼吸気味になったり、貧血のような状態で座り込んでしまう方が稀にいるため、それが「気絶した」と大袈裟に伝わってしまうこともあるかもしれません。
しかし実際には、キャストさんが常にゲストの安全を見守り、何かあればすぐに駆けつけてくれる体制が整っていますよ。
安全に楽しむための心構え
アトラクションが安全なのは間違いありませんが、それでも絶叫系が苦手な方や、心臓などに不安がある方には刺激が強い乗り物です。入り口には必ず利用基準が表示されていますので、自分や一緒に行く人の体調をしっかり確認して判断するのが大切かなと思います。
無理をして乗るのではなく、あの素晴らしい建物の外観や、中にある展示品を楽しむだけでも十分価値があるアトラクションですからね。キャストさんも常にゲストの安全を第一に考えてくれていますよ。
呪いのエレベーターからゲストはなぜ助かる?

ハイタワー三世は呪いで消えてしまったのに、同じエレベーターに乗る私たちは、なぜ助かるのでしょうか?「これ、不思議だなぁ」と思ったことはありませんか?実はそこには、心温まる(?)裏設定があるかもしれないんです。
ハイタワー三世からの「最期の警告」
アトラクションのクライマックス、エレベーターが動き出す直前にハイタワー三世の姿が見えますよね。彼は私たちに向かって「私の忠告を聞け!」「戻るのだ!」と必死に叫んでいます。
実は、彼は自分が犯した過ちを悔いていて、同じ運命をたどろうとする私たちを助けようとしてくれている……という説があるんです。
彼が警告を発してくれているおかげで、呪いの力が弱まったり、私たちが現世に戻ってこれたりする。そう考えると、あの不気味な声も、ちょっと優しく聞こえてきませんか?
「保存協会」の努力と偶像の気まぐれ
もうひとつの理由は、このツアーを主催している「ニューヨーク市保存協会」が、エレベーターを修理して安全を確保している(という建前)からです。彼らは「今は安全です!」と言って私たちを案内しています。
また、シリキ・ウトゥンドゥが「こいつらはまだ呪う価値もない」と見逃してくれている、あるいは「恐怖する姿を見て楽しんでいる」から生かされている……なんて解釈もできます。偶像の気まぐれに生かされていると思うと、それはそれでゾッとしますけどね。
浮遊感が苦手なあなたへのアドバイス
「ストーリーは好きだけど、やっぱりあの落ちるのが無理!」という方も多いはず。そんなあなたにぴったりの、別記事「タワーオブテラーの怖くない方法徹底解説!浮遊感対策や一番怖い席」も用意しています。
ふわっと浮くのを抑える踏ん張り方や、どこを見れば怖くないかなど、実戦的な工夫をまとめています。これを知っておけば、「なぜ助かるのか」なんて余裕を持って考えられるようになるかもしれませんよ。
生還した後の「メモラビリア」の意味
アトラクションを降りた後、私たちは「タワー・オブ・テラー・メモラビリア」というショップを通ります。ここはかつてホテルのプールだった場所です。無事に生還して、明るいショップに出た時のあの安心感。それも含めて、このアトラクションの演出なんですよね。
「助かった!」という喜びを感じることで、私たちはまた、あの恐怖の塔に挑戦したくなってしまうのかもしれません。これこそが、ハイタワー三世が仕掛けた最大の魔法なのかも。
まとめ:タワーオブテラーの元ネタを総括!
今回は、タワーオブテラーの元ネタや、語り継がれる不思議な噂についてたっぷりとお届けしました。1912年のニューヨーク、傲慢な主人の没落、そして言葉を話さない偶像の呪い……。ただの「怖い乗り物」ではない、壮大な歴史ロマンを感じていただけたかなと思います。
次にあなたがタワー・オブ・テラーに乗る時は、ぜひエレベーターが上がる瞬間に、ハイタワー三世が残した美術品や、壁に書かれた隠されたメッセージに目を向けてみてください。一度知ってしまうと、二度、三度と乗りたくなる。そんな深い魅力がこの塔には詰まっています。
最新の運営時間や待ち時間は公式サイトで確認して、素敵なニューヨーク観光を楽しんできてください。あなたの冒険が素晴らしいものになるよう応援しています!
