ディズニー旅行を計画する中で、「バケーションパッケージ 1日だけ」で検索する方は少なくありません。「ホテルには泊まりたいけど、パークで遊ぶのは1日で十分」「できるだけ費用を抑えながら特典も欲しい」そんな希望を持つ方にとって、バケーションパッケージは最適な選択肢なのでしょうか?
結論から言うと、ディズニーのバケーションパッケージには1日だけのプランはなく、最低2日分のパークチケットが含まれています。そのため、1日分だけ遊びたい方には割高になる可能性があります。代わりに注目したいのが「ワンダフルバケーション」です。
ワンダフルバケーションは、1日だけのパーク利用に対応したプランもあり、チェックイン日にディズニーランドまたはディズニーシーを満喫できる特典がそろっています。気になるのは、値段やバケーションパッケージとの料金の違いといった点ですが、本記事ではそれらをわかりやすく比較・解説します。
さらに、「ワンダフルバケーションは2日目だけ使えるのか?」「ディズニーランドやディズニーシーの1日券はいくら?」といった疑問にもお答えしつつ、ワンダフルバケーションの後悔しない選び方や、1日目だけインパする場合の2日目の楽しみ方など、体験を最大限に楽しむためのヒントもご紹介します。
1日だけディズニーを楽しみたいあなたにとって、この記事が最適なプラン選びの参考になれば幸いです。
この記事で分かること
- バケーションパッケージには1日だけのプランがないこと
- ワンダフルバケーションで1日だけのプランが選べること
- バケーションパッケージとワンダフルバケーションの違いと料金比較
- 1日だけパークを楽しむための具体的な選択肢と過ごし方
バケーションパッケージ(バケパ)に1日だけのプランはある?
- 【結論】バケーションパッケージに1日だけのプランはない
- 1日だけ遊びたい人にはワンダフルバケーションがおすすめ
- ワンダフルバケーションとバケーションパッケージの違いとは?
- ワンダフルバケーションの1日だけのプランとは?内容や値段・料金の目安
- ワンダフルバケーションとバケーションパッケージの料金の違いは?
【結論】バケーションパッケージに1日だけのプランはない
結論から言うと、ディズニーの「バケーションパッケージ」には、1日分だけパークで遊べるプランは用意されていません。
バケーションパッケージは、最低でも2日間パークを楽しむ前提で設計されているため、1日分だけチケットが欲しいという方には向いていないのです。
例えば、1泊2日のプランには2日分のパークチケットがセットになっています。バケーションパッケージの特典にはアトラクション利用券、ショー鑑賞券、オリジナルグッズ、ドリンク券などが含まれていますが、すべて複数日遊ぶことを前提に内容が組まれています。
そのため、たとえホテルに1泊しても「パークには1日しか行かない」という方には、バケーションパッケージはオーバースペックになってしまう可能性があります。こうした背景から、1日だけ遊びたい方には別の選択肢を検討する必要があります。
1日だけ遊びたい人にはワンダフルバケーションがおすすめ

バケーションパッケージを検討しているような方で、ディズニーリゾートを1日だけ楽しみたい場合には、「ワンダフルバケーション(通称ワンバケ)」の利用が最も適しています。
ワンバケは、ディズニーホテルの宿泊にプラスして選べる特典付きのアップグレードプランで、1日分だけパークチケットが付いているプランも用意されています。
このような1日限定プランには、チェックイン日限定で東京ディズニーランドまたはディズニーシーのパークチケットが1枚だけ付いています。その日のアトラクション利用券やショー鑑賞券、キャラクターグリーティング券なども含まれているため、短時間でも充実したパーク体験が可能です。
ワンダフルバケーションとバケーションパッケージの違いとは?
「ワンダフルバケーション(ワンバケ)」と「バケーションパッケージ(バケパ)」は、どちらもディズニーホテル宿泊とパークチケットなどの特典がセットになったプランですが、その仕組みや柔軟性には大きな違いがあります。
まず、予約方法が異なります。バケーションパッケージは、最初から「宿泊+チケット+特典」が組み合わされたプランを一括で予約します。一方、ワンダフルバケーションは、ホテルを予約したあとに「特典付きプラン」を追加するという仕組みです。つまり、ワンバケの方が後からプランを調整しやすいという特徴があります。
また、プラン内容にも差があります。以下のように表で整理すると分かりやすいでしょう。
項目 | バケーションパッケージ | ワンダフルバケーション |
---|---|---|
予約方法 | 一括予約(プラン+ホテル) | ホテル予約後にアップグレード |
チケット日数 | 宿泊日数分(2DAYS~) | 1日だけのチケットも選べる |
特典内容 | プランにより異なるが豪華 | 内容は比較的シンプル |
柔軟性 | 低い(プランごとに固定) | 高い(後から選べる) |
値段の傾向 | 高め | 比較的リーズナブル |
バケパはコンテンツが豊富で特別感がありますが、その分費用も高くなりがちです。一方のワンバケは、必要な分だけ特典を加えることができるため、予算や予定に合わせた調整がしやすいのが魅力です。
このように、両者は目的や使い方に応じて選ぶべき性質の異なるプランです。どちらが自分に合っているかを見極めるためには、滞在日数、パークでの過ごし方、予算などを総合的に考える必要があります。
ワンダフルバケーションの1日だけのプランとは?内容や値段・料金の目安

パークで1日だけ遊びたいという場合は、「ワンダフルバケーション(ワンバケ)」の中に、チェックイン日に1デーパスポートが付いているプランが2つあります。(2025年5月24日現在)
1つ目は、「東京ディズニーランドを楽しむ 2DAYS(チェックイン日パークチケット付き)」。2つ目は、「東京ディズニーシーを楽しむ 2DAYS(チェックイン日パークチケット付き)」の2つです。
これらのプランは、宿泊とパークチケットがセットになっており、チェックイン日のみパークを満喫できる内容になっています。以下に2つのプランの内容をまとめました。
プラン名 | 東京ディズニーランドを楽しむ2DAYS | 東京ディズニーシーを楽しむ2DAYS |
---|---|---|
チケット | チェックイン日:ランド1日分 | チェックイン日:シー1日分 |
アトラクション利用券 | ランド対象施設 2枚 | シー対象施設 4枚 |
ショー鑑賞券 | 対象ショーから1つ選択 | 対象ショーから1つ選択 |
キャラクターグリーティング | ミート・ミッキー または ミニーのスタイルスタジオ | 同上 |
フリードリンク券 | 1日分 | 1日分 |
ポップコーンバケット引換券 | 1部屋につき1枚 | 1部屋につき1枚 |
オリジナルグッズ引換券 | 1人につき1枚 | 1人につき1枚 |
このように、どちらのプランにも1日分の入園チケットだけでなく、アトラクションやショー、グリーティング体験などが含まれています。
料金は宿泊するホテルや時期によって変動しますが、目安としては1人あたり約5万〜6万円台からとなっています。例えば、セレブレーションホテル利用で平日を選んだ場合、2名1室で大人1人あたり約52,000円前後です。
このように、1日だけディズニーを満喫したい方には、ワンダフルバケーションのこれら2プランが非常に実用的でコスパのよい選択肢となります。
ワンダフルバケーションとバケーションパッケージの料金の違いは?
ワンダフルバケーションとバケーションパッケージでは、似たように見えても料金設定には大きな差があります。目的や遊び方によって、コストパフォーマンスの感じ方も大きく変わります。
まず、ワンダフルバケーションはディズニーホテルを予約したあとに、パークチケットやアトラクション利用券などのオプションを追加できる「アップグレード式」のプランです。これに対し、バケーションパッケージはホテルの宿泊と特典が最初からセットになっており、内容が充実している分、全体的な価格は高めです。
例えば、同じように1泊2日でディズニーランドを楽しむ場合、
- ワンダフルバケーション(ランド1日券付き・平日・大人2人)の参考価格は1人あたり約52,000円〜60,000円台。
- バケーションパッケージ(2DAYSパスポート付き・同条件)では1人あたり約80,000円〜120,000円程度になることもあります。
ワンダフルバケーションは、特典内容を抑えれば比較的リーズナブルに楽しむことができますが、アトラクションやショーの選択肢が限られるプランもあります。一方でバケーションパッケージは、特別なショー鑑賞席やグリーティング、朝食付きプランなどを含んでおり、満足度は高いものの、費用面でのハードルがあることは否めません。
このように、料金の違いは「含まれている特典の数と内容」に比例しています。限られた日程や予算の中で体験を充実させたい人にはワンバケが向いており、贅沢な滞在をフルに楽しみたい人にはバケパが合っているでしょう。
バケーションパッケージ(バケパ)を1日だけ利用したい人の選択肢
- ワンダフルバケーションは2日目だけの利用はできる?
- ディズニーランド・ディズニーシーの1日券はいくら?
- ワンダフルバケーションの後悔しない選び方
- 1日目だけインパする場合の2日目の楽しみ方のアイデア
- ワンバケの1日目を充実させるにはディズニーホテルへの前泊もおすすめ
ワンダフルバケーションは2日目だけの利用はできる?
ワンダフルバケーションの特徴は、チェックイン日にパークを楽しむことを前提としたプランである点です。そのため、2日目だけの利用は基本的に想定されていません。
先ほど紹介した、「東京ディズニーシーを楽しむ 2DAYS(チェックイン日パークチケット付き)」も「東京ディズニーシーを楽しむ 2DAYS(チェックイン日パークチケット付き)」も、チェックイン日のみのパークチケットが付いています。
チェックアウト日にパークを訪れたい場合は、別途パークチケットを購入する必要があります。また、ワンダフルバケーションの特典(アトラクション利用券やショー鑑賞券など)は、チェックイン日にのみ有効であるため、2日目にこれらの特典を利用することはできません。
このように、ワンダフルバケーションはチェックイン日にパークを楽しむことを目的としたプランであり、2日目だけの利用には対応していない点に注意が必要です。
ディズニーランド・ディズニーシーの1日券はいくら?
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの1デーパスポートの料金は、入園日によって異なる変動価格制が採用されています。2025年5月現在、大人(18歳以上)の料金は7,900円から10,900円の範囲で設定されています 。
具体的な料金は、以下のように変動します。
入園日 | 大人(18歳以上) | 中人(12~17歳) | 小人(4~11歳) |
---|---|---|---|
平日(閑散期) | 7,900円 | 6,600円 | 4,700円 |
週末・繁忙期 | 10,900円 | 9,000円 | 5,600円 |
チケットの価格は、入園日やパークの混雑状況によって変動するため、公式サイトで最新の料金を確認することをおすすめします。
また、午後から入園できる「アーリーイブニングパスポート」や「ウィークナイトパスポート」など、時間帯によって割引が適用されるチケットもあります。これらのチケットを利用することで、費用を抑えながらパークを楽しむことが可能です。
ワンダフルバケーションの後悔しない選び方
ワンダフルバケーションを選ぶ際に「失敗した」「思ったより満足できなかった」と感じないためには、自分の目的に合ったプランを選ぶことが非常に大切です。
まず、重視すべきは「パークをどのくらい楽しみたいか」です。1日だけ軽めに楽しみたいのか、それともアトラクションもショーもグリーティングも全部満喫したいのかによって、選ぶべきプランが変わります。
例えば、パークの滞在が1日だけでも「アトラクション中心で動きたい」方には、アトラクション利用券が多めに付いているプランが向いています。一方、「ショーをじっくり楽しみたい」「グリーティングの時間を大切にしたい」という方は、鑑賞券付きのプランを選ぶと満足度が高くなります。
また、後悔につながりやすいポイントとして、「ホテルの立地とグレード」「特典の使い方」があります。子ども連れや体力に自信がない場合は、アクセスの良いホテルを選ぶことをおすすめします。遠いホテルを選んでしまい、移動だけで疲れてしまったという声も少なくありません。
加えて、特典の内容をよく確認せずに申し込んでしまい、「思ったより体験できることが少なかった」というケースもあります。プランごとに選べるアトラクションやショーが異なるため、事前に内容をしっかり比較することが大切です。
最後に、人気のあるプランや部屋タイプはすぐに埋まってしまうため、できるだけ早めに予約を進めるようにしましょう。
1日目だけインパする場合の2日目の楽しみ方のアイデア

ワンダフルバケーションのように、チェックイン日に1日だけパークを楽しむプランを選んだ場合、2日目はチケットが付いていないケースがほとんどです。しかし、2日目の過ごし方次第で、旅の余韻をたっぷりと楽しむことができます。
ここでは、パークに入らなくても満足度の高い2日目の過ごし方をご紹介します。
①ホテルでゆったり過ごして12時チェックアウト
- チェックアウトは12時まで可能なので、朝のんびり起きて余裕を持って荷物整理ができます。
- 特に小さなお子さんがいる場合や前日たっぷり遊んで疲れている方にはぴったり。
- バルコニー付きのお部屋なら、景色を眺めながら贅沢な時間を過ごすのもおすすめです。
②ミラコスタ宿泊なら部屋からウェルカムグリーティングを楽しむ
- 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのハーバービューの部屋では、開園前の「ウェルカムグリーティング」が見られることも。
- キャラクターたちがゲストに手を振ってくれる様子を、部屋からゆっくり眺められるのは、特別な体験になります。
- 朝の混雑や移動の心配がないので、お子さんや高齢の方にも安心です。
③ホテルの朝食でゆったりとした時間を満喫
- ホテル内のレストランで優雅な朝食タイムを楽しめます。
- ルームサービスを利用して、窓からの景色を見ながら部屋でゆっくり食べるのもおすすめ。
- パーク内では味わえない、落ち着いた朝を過ごせるのがホテルステイの魅力です。
④イクスピアリで食事やショッピングを楽しむ
- チェックアウト後は、舞浜駅直結の「イクスピアリ」で過ごすのも人気。
- 約140店舗が並ぶ複合商業施設で、グルメ・ファッション・映画など幅広く楽しめます。
- 荷物が多い場合は、ホテルや駅のコインロッカーを利用すると便利です。
このように、2日目をホテルや周辺施設でゆっくり過ごすことで、パークとはまた違ったリラックスしたディズニー体験を味わうことができます。あえて「非パーク」にすることで、心も身体も整い、旅行全体の満足度が上がるはずです。
ワンバケの1日目を充実させるにはディズニーホテルへの前泊もおすすめ

ワンダフルバケーションでの1日目を最大限に楽しみたいなら、前日にディズニーホテルへ宿泊する「前泊」がとても有効です。特に朝からしっかりパークを楽しみたい方にとって、これは大きなアドバンテージになります。
パークオープンに合わせて早朝に出発すると、移動だけで疲れてしまい、到着時点でバテてしまうケースもあります。その点、前泊をしておけば、朝は余裕を持って起きて、身支度も落ち着いて整えた上で、スムーズにパークへ向かうことができます。
また、宿泊先がディズニーホテルであれば、「ハッピーエントリー」の特典が使える場合があります。これにより、一般入園者よりも早くパークに入場できるため、人気アトラクションへの待ち時間を大きく短縮することが可能です。
さらに、前泊の夜にホテル内でディナーを楽しんだり、パーク周辺を軽く散策したりするのもおすすめです。パークに入らなくても、夜景や雰囲気を味わうだけで気分が盛り上がります。
バケーションパッケージで1日だけの利用を検討する人へのまとめ
- バケーションパッケージに1日だけのプランは存在しない
- バケパは最低2日分のパークチケットがセットになっている
- 1日しか遊ばない人にはバケパは割高になりやすい
- 1日だけの滞在にはワンダフルバケーションが現実的な選択肢
- ワンダフルバケーションには1日券付きのプランがある
- ワンバケはホテル予約後にアップグレードで追加可能
- バケパは特典が豪華だが自由度は低い
- ワンバケは特典内容を選べるため柔軟性が高い
- ワンバケの1日券付きプランはランドまたはシーを選べる
- それぞれのプランにアトラクションやショーの特典が付属する
- ワンバケの価格は1人あたり5〜6万円前後から選べる
- ワンバケはチェックイン日に特典が集中する設計
- チェックアウト日にパークを楽しむには別チケットが必要
- ワンバケの後悔を防ぐには目的に合ったプラン選びが重要
- 前泊や2日目のホテル滞在活用で旅の満足度が上がる