こんにちは。Disney Magic Navi、管理人のかおるです。
妊娠中だけど大好きなディズニーに行きたい、ディズニーランドやディズニーシーでどんな妊婦特典やサポートがあるのか知りたい、後悔しないマタニティディズニーにしたい……そんなふうに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ディズニーの妊婦特典にあたるサポート内容や、安全に楽しむための注意点、ディズニーランドとディズニーシーそれぞれでのおすすめの過ごし方やモデルコース、アトラクション合流利用サービスの使い方、マタニティマークの考え方などをまとめて解説していきます。
この記事を読めば、妊婦さんでも安心してパークを楽しむためのポイントや、後悔しないためのコツが分かり、自分に合ったディズニーランドとディズニーシーの回り方のイメージがはっきりしてくるはずです。主治医の先生とも相談しながら、あなたらしいマタニティディズニーの計画づくりに役立ててもらえたらうれしいです。
この記事で分かること
- ディズニーの妊婦特典にあたるサポート内容と安全に楽しむための考え方
- 妊婦さん向けのアトラクション合流利用サービスの仕組みと使い方
- 妊婦でも乗れる・乗れないアトラクションとランド・シー別モデルコース
- マタニティマークや駐車区画など、事前に知っておきたい実践的なポイント
ディズニーの妊婦特典と安全対策
まずは「ディズニーの妊婦特典って実際どんなもの?」「安全面は本当に大丈夫?」というところから整理していきます。ここでは、後悔しないための考え方や、アトラクション合流利用サービス、妊婦さんにうれしい休憩しやすいスポット、救護室やマタニティマークの扱いまで、事前に知っておきたい“土台の情報”をまとめていきます。
妊娠中にディズニーに行って後悔しない?

「行きたい気持ちはあるけど、あとから『やっぱり無理しなきゃよかった…』と後悔しないかな?」と、最初の一歩で迷ってしまう方も多いと思います。正直に言うと、妊婦さんのディズニーは“行く前の準備と当日の引き際”次第で、満足度がかなり変わります。
まずは主治医と相談してから
大前提として、妊娠週数や体調、持病の有無などによって、ディズニーに行っても良いかどうかはかなり変わってきます。一般的には安定期(16〜27週くらい)に行く人が多いですが、つわりが続いている人や切迫早産気味と言われている人などは、そもそも旅行自体を控えた方が安心なケースもあります。
必ず事前に主治医の先生に相談して、「遠出+たくさん歩くテーマパークに行っても大丈夫か」「何か注意するべきことはあるか」を確認しておきましょう。ここを曖昧にしたまま無理して行ってしまうと、ちょっとした体調不良でも不安が一気に大きくなってしまいますし、楽しむどころではなくなってしまいます。
相談するときは、
- 予定している日程と滞在時間(朝から夜までか、半日か)
- 移動手段(車・電車・バスなど)
- 同伴者の人数やサポートしてくれる人がいるかどうか
をざっくり伝えておくと、より具体的なアドバイスをもらいやすいですよ。
「全部楽しもう」と思わないことがいちばんのコツ
妊娠前と同じテンションで、「人気アトラクションを全部制覇するぞ!」というつもりで行くと、ほぼ確実に途中でバテますし、「乗れないものが多くてガッカリ…」という後悔にもつながりやすいです。
妊婦さんの場合は、“アトラクションはおまけで、パークの雰囲気やショー、写真、買い物を楽しむ日”くらいのつもりで行くのがおすすめです。あらかじめ「絶対にこれだけはやりたい」というものを2〜3個に絞っておけば、「それができたから今日はOK!」と満足感も得やすくなります。
また、「午後からだけインパする」「ランドかシーどちらか1つに絞る」「同じエリアをぐるぐるせず、1日で移動するエリアを決めておく」といった工夫をすると、歩く距離もかなり減らせます。あなた自身の体力や妊娠前の運動量も踏まえつつ、ちょっと余裕を残すくらいのプランにしておきましょう。
後悔しないマタニティディズニーのポイントは、次の3つです。
後悔しないマタニティディズニーのポイント
- 主治医の先生に必ず相談してから日程を決める
- 「全部楽しむ」ではなく「できたらラッキー」くらいの心づもりで行く
- 当日の体調次第では、途中退園やホテルで休む決断もためらわない
妊娠中は「無理をしない」「気になる症状があれば早めに相談する」が大原則です。これはディズニーに限らず日常生活でも共通なので、いつも以上に自分の体の声に耳を傾けてあげてください。
アトラクション合流利用サービス

妊娠中に心強いのが、合流利用サービスです。これは、長時間列に並ぶことが難しいゲストが、列以外の場所で待機し、あとからグループと合流できる仕組みで、妊婦さんも対象に含まれています。上手に使うと、「自分だけ休みながら、家族や友だちと一緒にアトラクションも楽しめる」という、いいとこ取りがしやすくなりますよ。
どんな人が利用できる?
公式には「列に並ぶことのできない方」「車イスを利用している方や高齢の方、妊娠中の方、疾病や負傷などにより体の機能が低下している方」などが対象とされています。
妊婦さんの場合も、「妊娠中で長時間立ちっぱなしがつらいので、合流利用サービスを使いたいです」とキャストさんに伝えればOKです。母子手帳の提示は原則として求められていませんが、身分証や母子手帳を持っていると、いざというときに説明しやすいので安心かなと思います。
「妊娠何ヶ月からじゃないとダメ?」と気になるかもしれませんが、週数の条件は特にありません。つわりがきつい時期や、お腹が大きくなってきて立ちっぱなしがつらい時期など、「今の自分の体調ではちょっと厳しいかも」と感じたら、遠慮せず相談してみてください。
利用の流れ
ざっくりした流れは次の通りです。
- 利用したいアトラクションの入口付近でキャストさんに「合流利用サービスを使いたい」と伝える
- 妊婦さん本人のパークチケットを提示して、待ち時間などの説明を受ける
- 妊婦さんは列には並ばず、別の場所(ベンチやレストランなど)で待機
- その間、家族や友人は通常通り列に並んで進む
- 順番が近づいたタイミングで、キャストさんの案内に従って合流し、アトラクションを利用
ここで重要なのが、合流利用サービスは「待ち時間を短縮するサービスではない」という点です。列に並ぶ時間と同じくらいの時間を、別の場所で過ごすイメージですね。「優先的に案内してもらえる」と誤解されがちなので、家族とも事前に認識をそろえておくとトラブルを防げます。
使うときのコツと注意点
アトラクション合流利用サービスを使うときの注意点
- 対象施設はすべてのアトラクション・一部グリーティング施設ですが、運営状況によって変わる可能性があります
- 1つの施設を利用している待ち時間中に、他の対象施設を利用することはできません
- 介助が必要な場合は、妊婦さんと一緒に待機できる「介助者1名まで」が認められるケースがあります
使うときのコツとしては、
- 待ち時間が長くなりやすい人気アトラクションほど優先的に相談する
- 待機中に次の予定を相談したり、アプリで待ち時間をチェックしたりして、有効活用する
- 冷房が効いているレストランや屋内ベンチなど、体が休まる場所で待つ
といったポイントを意識しておくと、かなりラクになります。妊婦さんは日陰や屋内で座って休みつつ、家族はアトラクションを楽しめるので、体力の温存にかなり役立ちますよ。
サービスの内容や対象施設は変更される可能性があるため、必ず公式サイトの最新情報を確認し、分からないことがあればその場でキャストさんに聞いてくださいね。
妊婦が並ばなくてもいいアトラクションはあるの?

「1日中ずっと列に並ぶのはキツいけど、何かラクに楽しめるアトラクションはないの?」という疑問もありますよね。残念ながら、“完全に待ち時間ゼロで必ず乗れる”という意味での特別なアトラクションはありません。妊婦さん専用の優先レーンや、無条件でショートカットできるような制度も用意されていません。
待ち時間が少なめな「座れる系」を味方に
妊婦さんにとっての“並ばなくてもいいアトラクション”は、正確には「座って休憩しながら楽しめて、比較的待ち時間も短いことが多いアトラクション」と考えるのが現実的です。
例えばディズニーランドなら、
- ミッキーのフィルハーマジック(シアタータイプ)
- カントリーベア・シアター
- 魅惑のチキルーム
ディズニーシーなら、
- タートル・トーク
- マジックランプシアター
- マーメイドラグーン内のシアターや穏やかなライド
といった“座って楽しむ系アトラクション”が、休憩もかねて利用しやすいと思います。
プライオリティパス・プレミアアクセスもチェック
また、アトラクションによっては、無料のプライオリティパスや有料のディズニー・プレミアアクセスで、待ち時間を短くできる場合もあります。
「妊婦専用で並ばなくていいアトラクション」があるわけではなく、
- 座って休めるアトラクションを選ぶ
- 合流利用サービスで長時間並ぶ負担を減らす
- プライオリティパスやプレミアアクセスを必要に応じて活用する
という組み合わせで、全体の負担を軽くしていくイメージです。
「このアトラクション、並ぶ価値あるかな?」と迷ったら、アプリで待ち時間と移動距離をざっくり見てから決めるのもおすすめです。妊娠中は“乗れる数”よりも“どれだけラクに楽しめたか”を大切にしてあげてくださいね。
救護室の場所を把握しておこう

妊娠中に限らずですが、「もし体調が悪くなったらどこに行けばいいか」を知っておくと、安心感がまったく違います。東京ディズニーランドとディズニーシーには、それぞれ中央救護室が用意されています。
ランドとシーの中央救護室の場所


- ディズニーランド(上図①)
→アドベンチャーランド「カリブの海賊」左横あたり - ディズニーシー(上図②)
→メディテレーニアンハーバー「カフェ・ポルトフィーノ」左横あたり
パークマップや公式アプリのマップでも「救護室」や「First Aid」を表示できるので、入園したら一度場所を確認しておくのがおすすめです。トイレの場所とセットでチェックしておくと、いざというとき慌てなくて済みます。
救護室でできること
- 気分が悪くなったときに横になって休ませてもらえる
- 転倒などのけがの応急処置をしてもらえる
- 市販薬(解熱鎮痛薬や酔い止めなど)の案内を受けられる場合がある
医療機関ではないので、あくまで応急的なサポートですが、それでも「何かあったらここに行けばいい」という安心材料になります。
歩くのがつらくなったり、お腹の張りや違和感を感じたりしたら、無理せずすぐに近くのキャストさんに声をかけて、救護室を案内してもらいましょう。その時点で遊ぶのをやめてホテルに戻る選択も、妊婦さんにとっては立派な“安全対策”ですよ。
もし遠方から来ていて、「救護室では少し心配だな…」と感じるレベルの体調不良が出た場合は、早めに近隣の医療機関の受診も検討してください。旅行中はどうしても「せっかく来たし…」と頑張りすぎてしまいがちですが、妊娠中は「少し慎重すぎるかな?」くらいがちょうどいいと思います。
ディズニーでマタニティマークは販売しているか
マタニティディズニーと聞くと、「パークでマタニティマークを配布していたり、販売していたりするのかな?」と思う方もいるかもしれませんが、東京ディズニーリゾート内でマタニティマークの販売や配布は行われていません。
マタニティマークは事前に用意しよう
マタニティマークは、通常は自治体や産婦人科、駅などで配布されているものを使います。混雑したパーク内では、バッグやポーチなど目立つ場所につけておくと、周りのゲストやキャストさんにも妊婦さんだと伝わりやすいので、安心感にもつながります。
車で行くなら車用マタニティマークも便利
車でディズニーに行く場合は、車用のマタニティマーク(マグネットタイプなど)をつけておくと、駐車場のスタッフにも妊娠中だと伝えやすくなります。東京ディズニーリゾートの駐車場には、車イス利用者や体の機能が低下している方のための「ディスアビリティ区画」があり、妊娠中で長距離の歩行がつらい場合には、入口に近いエリアを案内してもらえることがあります。
当日、駐車料金所のスタッフに「妊娠中で長く歩くのが少しつらいのですが…」と相談してみてください。必ずしも希望どおりになるとは限りませんが、可能な範囲で配慮してもらえることがあります。
車用のマタニティマークは、事前にネット通販でチェックしておくと安心です。
- マグネットタイプなら、必要なときだけ貼ったり外したりしやすい
- 色やデザインが目立つものだと周囲にも気づいてもらいやすい
例えば、Amazonなどで「車用 マタニティマーク」などと検索すると、かわいいデザインのものがたくさん出てきます。好みのものを1つ持っておくと、今後の通院やお出かけにも役立ちますよ。
→Amazonで車用マタニティマークを探すなお、マタニティマークをつけているからといって、必ず優先的に案内されるわけではありません。あくまで「周囲に妊娠中であることを知ってもらうための目印」です。困ったときは、マークに頼るだけでなく、遠慮せずにキャストさんに相談してくださいね。
ディズニーの妊婦特典と楽しみ方
ここからは、実際にパークでどう過ごすかという「楽しみ方」の話に入っていきます。ディズニーランドとディズニーシーでは、アトラクションの種類や雰囲気も少し違うので、それぞれで妊婦さんでも乗りやすいアトラクション・避けた方がいいアトラクション、そしてモデルコースの例を紹介していきます。
ディズニーランドで妊婦でも乗れるアトラクション
ディズニーランドには、妊婦さんでも比較的安心して楽しみやすい“穏やか系”アトラクションがたくさんあります。ただし、「妊婦OK」の公式マークが付いていても、体調やお腹の出方によって感じ方は人それぞれなので、無理のない範囲で選んでくださいね。
のんびり楽しめる定番ライド

- イッツ・ア・スモールワールド
→ゆっくり進むボートタイプ。世界各国の子どもたちの歌と人形がかわいくて、癒やし度が高いです。 - ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション
→船に座って参加するアトラクション。多少の揺れはありますが、スピードはゆっくりめです。 - ウエスタンリバー鉄道
→蒸気機関車でパークの一部をぐるっと回るライド。景色を眺めながら足を休められます。 - シンデレラのフェアリーテイル・ホール
→歩いてまわる展示系ですが、室内で自分のペースで進めるので、混雑していなければ比較的ラクです。
座って休めるシアター系

- ミッキーのフィルハーマジック
3D映像と音楽を楽しむシアター。ふかふかの椅子でしっかり座って休憩できます。 - カントリーベア・シアター
→クマたちのコンサートを観るショータイプ。暗い室内でのんびりできます。 - 魅惑のチキルーム
→南国ムードのショー。座って楽しめるので、暑い時期のクールダウンにもぴったりです。
「どの順番でまわればラクかな?」という場合は、別記事「ディズニーランドを効率よく回る方法と最新攻略法」の記事も参考になります。妊婦さんの場合は、ここで紹介されている“攻略ルート”から激しいアトラクションを抜いて、ゆったり目のプランにアレンジするイメージです。
いずれのアトラクションでも、安全バーやシートベルトがきつく感じる場合は、無理して乗らないことが大切です。乗車前に不安があれば、キャストさんに「妊娠◯ヶ月なのですが、大丈夫そうですか?」と相談してみてくださいね。少しでも違和感があれば、そのアトラクションは次回以降の楽しみにとっておきましょう。
ディズニーランドで妊婦が乗れないアトラクション

ディズニーランドには、公式に「妊娠中の方はご遠慮ください」とされているアトラクションがあります。これらは急加速・急降下・激しい揺れがあったり、シートの構造上お腹への負担が大きくなったりするため、妊婦さんは利用できません。
また、公式にNGとされていないものの、落下シーンや衝撃がある「カリブの海賊」なども、気になる方は避けた方が安心です。怖がりな方や乗り物酔いしやすい方は、暗闇系・揺れが大きい系のアトラクション全般を控えるのも一つの選択肢だと思います。
ランドのアトラクションをざっくり整理すると、こんなイメージです。
| カテゴリ | 代表的なアトラクション | 妊婦さんの目安 |
|---|---|---|
| 絶叫・スピード系 | ビッグサンダー、スプラッシュ、スペースマウンテン | 妊娠中NG(公式で利用制限あり) |
| 暗闇+揺れ強め系 | スター・ツアーズ、カリブの海賊 など | NGまたは慎重に検討 |
| ゆったりライド・シアター系 | イッツ・ア・スモールワールド、フィルハーマジック など | 体調と相談しつつ候補に |
アトラクションの利用制限は、運営状況や安全基準の見直しで変わることがあります。
- 最新の「アトラクション利用制限」は必ず公式サイトで確認する
- 入口付近の案内ボードにある「ご利用にあたってのお願い」をよく読む
- 少しでも不安があれば、「やめておく」という選択を優先する
妊娠中は、「乗れた数」よりも「安全に1日終えられたか」が何より大事です。
一緒に行くパートナーや家族には、「今日は妊娠中だから、無理に絶叫系には付き合えない」ということも事前に伝えておくといいですよ。あなたが安心して過ごせることが、結果的にみんなの満足度アップにもつながります。
ディズニーランドのモデルコース

ここでは、「開園ダッシュはしない」「夕方には切り上げる」ことを前提にした、妊婦さん向けディズニーランドのモデルコースを紹介します。あくまで一例なので、体調や好みに合わせてゆる〜くアレンジしてくださいね。
ゆったり始めて夕方には退園プラン
10:00〜11:00ごろ:入園〜アドベンチャーランド周辺をお散歩
- 人の流れが落ち着く時間帯にゆっくり入園
- ジャングルクルーズの待ち時間が短そうなら1回だけ乗ってみる
- 写真を撮りながら、無理のないペースでエリアを1周
11:30ごろ:早めのお昼ごはん
- プライオリティ・シーティング対象のレストランを事前予約しておくと、立ちっぱなしの待ち時間を減らせます
- 外のベンチで食べられる軽食にして、のんびり景色を眺めるのも◎
13:00ごろ:シアター系でしっかり休憩
- ミッキーのフィルハーマジックやカントリーベア・シアターで、座りながらショーを鑑賞
- 終わったら、近くのベンチでドリンク休憩
14:30ごろ:ベビー用品ショップでお買い物タイム
- シンデレラ城そばの子ども服・ベビーグッズのお店で、赤ちゃんグッズをチェック
- コインロッカーに荷物を預けて身軽にしておくと、その後もラクです
15:30ごろ:トゥーンタウン周辺でおやつ&写真
- 軽食やスイーツをテイクアウトして、お気に入りのベンチでのんびり
- お腹をさりげなく写したマタニティフォトを撮るのもおすすめ
17:00前後:早めに退園してイクスピアリなどへ
- パークが一番混み始める前に退園することで、疲れをためずに済みます
- 夕食は、パーク外のレストランでゆっくり座って食べると、より安心です
このモデルコースのポイントは、
- 「絶叫系ゼロ」「シアター系・緩やか系多め」にする
- 食事と休憩の時間を先に決めてしまう
- 暗くなる前にホテルや自宅に戻るつもりで動く
という3つです。アトラクションに乗る回数よりも、「途中でしんどくならなかったか」を軸に考えてみてくださいね。
当日の天気が悪そうなときは、屋内アトラクションや屋根付きエリアを中心にプランを組み直すのもおすすめです。雨の日のランドの楽しみ方は工夫次第でいろいろあるので、「雨だから残念…」ではなく「傘の人が少ない写真が撮れるラッキーデー!」くらいの気持ちでいきましょう。
ディズニーシーで妊婦でも乗れるアトラクション
ディズニーシーは「大人向け」なイメージが強く、絶叫系も多いですが、穏やかに楽しめるアトラクションもしっかりあります。エリアによって雰囲気もガラッと変わるので、景色を楽しむだけでもかなり満足度が高いですよ。
おすすめのゆったり系アトラクション

- シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ
→ゆっくり進むボートで、シンドバッドの旅を楽しむアトラクション。音楽も心地よく、妊婦さんに超おすすめです。 - ディズニーシー・トランジットスチーマーライン
→園内を船で移動しながら景色を楽しめます。移動と休憩を兼ねられるのがうれしいポイント。 - ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ
→電車タイプでエリア間を移動。坂が多いシーでは、体力温存にもってこいです。 - ヴェネツィアン・ゴンドラ
→キャストさんの歌やトークも魅力のゆったりゴンドラ。写真映えも抜群です。 - タートル・トーク
→クラッシュとおしゃべりできるシアターショー。完全屋内で涼しく、座席も快適です。
絶叫苦手さん向けのアトラクションまとめは、ディズニーシーで絶叫苦手でも乗れる安心アトラクション完全ガイドにも詳しく書いているので、「これなら乗れそう!」を探すときは合わせてチェックしてみてください。
屋内エリア「マーメイドラグーン」をうまく使う

妊婦さんにとって特に心強いのが、屋内エリアのマーメイドラグーンです。
- 天候や気温の影響を受けにくい
- 座れる場所も多く、全体的にアトラクションも穏やか
- ショッピングや撮影スポットとしても優秀
「ちょっと疲れてきたな」と感じたら、マーメイドラグーンに避難して、室内でしっかり休憩するのもおすすめです。夏場は特に、外と中でかなり体感温度が違うので、こまめに温度差から体を守ってあげましょう。
シーは景色がきれいなのでつい歩き回りたくなりますが、妊娠中は「歩きすぎたかな?」と思う少し手前で休憩を入れるくらいがちょうどいいです。ゴンドラやレールウェイ、スチーマーラインなど“乗り物での移動”をうまく組み合わせると、体への負担をぐっと減らせますよ。
ディズニーシーで妊婦が乗れないアトラクション

一方で、ディズニーシーには「絶対に避けたい」レベルの激しいアトラクションも多いです。公式に妊娠中NGとなっているアトラクションは、必ずチェックしておきましょう。
これらは、急加速・急降下・激しい揺れ・高い位置からの落下・強いGがかかるなど、妊娠中の体には負担が大きい要素が詰まったアトラクションです。たとえ「以前大好きだった」としても、妊娠中はぐっと我慢して、またいつか万全の状態で楽しみましょう。
ディズニーシーの一部アトラクションでは、
- 身長制限や健康状態による利用制限
- 「妊娠中の方はご遠慮ください」の記載
がしっかりと明記されています。安全のために設けられているルールなので、絶対に守るようにしてください。
家族や友人が絶叫系に乗りたい場合は、妊婦さんは近くのベンチやレストランで休憩しながら待つスタイルが安心です。待っている間に、お土産リストを整理したり、写真を見返したり、次に行きたい場所をアプリでチェックしたり…と、意外とやることはたくさんあるので、「自分だけ暇」という感じにはなりにくいですよ。
ソアリンに乗ることはできる?

「せっかくディズニーシーに行くならソアリンに乗りたい!」という声、本当に多いです。ただ結論から言うと、妊娠中はソアリン:ファンタスティック・フライトに乗ることはできません。
ソアリンが妊婦NGな理由
ソアリンは、
- 座席が大きく持ち上がり、足がぶら下がった状態になる
- 映像と連動して上下左右に大きく揺れる
- 安全バーで体をしっかり固定する必要がある
といった特徴があり、その構造上お腹への圧迫や、思わぬ揺れによる負担が大きくなりやすいアトラクションです。そのため、公式でも妊娠中の利用は控えるよう案内されています。
代わりに楽しめるものを探そう
どうしてもソアリンの雰囲気を感じたい場合は、
- ソアリン周辺のエリアで写真を撮る
- 家族だけソアリンに乗り、妊婦さんは近くのベンチで休憩しながら待つ
- 他のシアター系アトラクション(タートル・トークやマジックランプシアターなど)を楽しむ
という形で、「同じ場所にはいるけれど、乗るかどうかは分ける」のもひとつの方法です。
「今は赤ちゃんを守る時期」「また落ち着いたら改めてソアリンを楽しみに来よう」と切り替えて、無理せず他の穏やかな楽しみ方を選んでみてくださいね。
ソアリンは人気アトラクションなので、待ち時間もかなり長くなりがちです。そう考えると、妊娠中はあえてチャレンジせず、その時間を「のんびりカフェタイム」や「ゆっくりショッピング」にあてるのも、すごく素敵な選択だと思います。
ディズニーシーのモデルコース

最後に、妊婦さん向けのディズニーシーモデルコースの一例です。坂道が多いシーでは、とにかく「移動しすぎない」「屋内での休憩を多めに」がポイントになります。
午前は屋内中心、午後は写真&ショー重視プラン
10:00〜11:00ごろ:入園〜アメリカンウォーターフロントへ
- 入口からゆっくり歩いてアメリカンウォーターフロント方面へ
- 待ち時間に余裕があれば、最初にタートル・トークでクラッシュとおしゃべり
11:30ごろ:ロストリバーデルタ方面に移動&早めランチ
- エレクトリックレールウェイでロストリバーデルタ側へ移動し、坂道を回避
- 席数が多いレストランで早めランチをとり、しっかり座って休む
13:00ごろ:シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ
- 食後はシンドバッドでゆっくりボートライド
- 音楽と物語に癒されつつ、足も休められます
14:00ごろ:ダッフィー&フレンズのグッズショップへ
- ロストリバーデルタやアメリカンウォーターフロントのショップで、ダッフィーグッズをチェック
- お土産はコインロッカーや配送サービスを活用して、持ち歩きすぎないように
15:30ごろ:ファンタジースプリングスやメディテレーニアンハーバー周辺をお散歩
- 無理のない範囲で、新エリアの雰囲気を楽しみながら写真撮影
- 適度にベンチ休憩を挟みつつ、景色メインでのんびり過ごす
16:30ごろ:トランジットスチーマーラインでぐるっと一周
- 船に乗ってパークを一周しながら、1日の締めくくりに
- 海風を感じながら、ゆっくり座って移動できます
17:00前後:ショップで最後の買い物〜早め退園
- エンポーリオなどで、必要なものだけサクッと購入
- 夜のショーは、体力と相談しながら無理せず判断
このプランでも、当日の天候や混雑、体調によってはどんどん削ってOKです。
- 「今日はここまでにしておこう」と思ったら、早めにホテルに戻る
- 「午前中だけインパして午後はホテルでのんびり」も立派な楽しみ方
妊娠中は、無理をしないことが何よりのマナーであり、自分と赤ちゃんへの最大のプレゼントです。
まとめ:ディズニーの妊婦特典と注意点
今回は、ディズニーの妊婦特典にあたるサポートや、妊娠中でもパークを楽しむためのポイントを、ランド・シーのアトラクションやモデルコースとあわせて紹介してきました。
改めて、押さえておきたいポイントをまとめると、
- 「妊婦割引」などの特別割引はないが、合流利用サービスなど妊婦さんも対象のサポートがある
- 妊婦が並ばなくてもいいアトラクションが用意されているわけではなく、「座って休める穏やかなアトラクション+サービス活用」で負担を減らしていく
- ランド・シーともに「妊婦NG」のアトラクションがあるので、事前に必ずチェックし、ソアリンなどはきっぱり諦める
- 救護室やトイレの場所、休憩しやすいエリアを把握しておくと、いざというときの安心感が段違い
- マタニティマークはパーク内では販売していないので、事前に用意して目立つ場所につけておくと◎
そして何よりも大事なのは、「自分の体調」と「お腹の赤ちゃん」を最優先にすることです。少しでも不安がある場合は、主治医の先生に必ず相談し、OKが出たとしても当日の体調次第で無理せず予定を変更してくださいね。
あなたとお腹の赤ちゃんにとって、ディズニーでの1日が安全で、やさしい思い出になりますように。
本記事の情報は記事執筆時のものです。最新情報については、必ず東京ディズニーリゾート公式サイトや公式アプリ、各種公式サイトでチェックしてくださいね。

