こんにちは。Disney Magic Navi、管理人のかおるです。
ディズニーシーに行く前に、プライオリティパスがなくなる時間がどれくらいなのか、なくなる順番はどうなっているのかなど、気になっている方も多いのではないでしょうか。
プライオリティパス対象アトラクションはどんなものがあるのか、パスの取り方や使い方は難しくないのか、途中で「発行なし」と表示されたらどうしたらいいのか、「いつなくなる?」「何回まで取れるの?」など、初めての方には少し不安ですよね。
さらに、有料のディズニー・プレミアアクセスとの違いもややこしく感じると思いますし、40周年プライオリティパスという名前もあって「そもそも仕組みがよくわからない…」という声もよく聞きます。
そこでこの記事では、ディズニーシーのプライオリティパスについて、なくなる順番と時間の目安、取り方や使い方、何回まで取れるのかといった基本ルールまで、私の実体験と最新の傾向を交えながらやさしく整理していきます。
最後まで読んでもらえれば、プライオリティパスについての見通しがもてるようになり、当日は落ち着いてアプリを操作しながら、自分のスタイルに合ったプランでパークを楽しめるようになるはずですよ。
この記事で分かること
- ディズニーシーのプライオリティパスの基本とルールがわかる
- なくなる時間の目安と、効率よく取るための考え方がわかる
- 何回まで・同じ施設を再取得できるかなど細かい疑問が解消できる
- 無料パスと有料サービス(DPA)の使い分け方がイメージできる
ディズニーシーのプライオリティパスがなくなる時間とは
ここからは、まずディズニーシーの40周年プライオリティパスそのものの仕組みと、プライオリティパス対象アトラクション、基本的な取り方・使い方、そしてプライオリティパスがなくなる時間のおおまかな傾向について整理していきます。全体像が見えてくると、「今、自分は何を優先して考えたらいいのか」がはっきりしてくるので、ぜひ落ち着いて読み進めてみてくださいね。
40周年プライオリティパスとは?

40周年プライオリティパスは、東京ディズニーリゾート40周年を記念してスタートした、アトラクションの待ち時間を短縮できる無料の時間指定サービスです。昔あったファストパスをイメージしてもらうと近くて、「指定された時間帯に、通常列より短い待ち時間でアトラクションを体験できる権利」を、東京ディズニーリゾート・アプリから発行できる仕組みになっています。
対象パークはディズニーランドとディズニーシー両方ですが、この記事ではディズニーシーにフォーカスして解説していきます。パークチケットの料金内で利用できる無料サービスなので、「せっかく行くなら必ずチェックしておきたい基本アイテム」だと考えてもらって大丈夫です。
40周年プライオリティパスの基本的な特徴
まずは、サービスの特徴をざっと整理しておきます。
40周年プライオリティパスの基本的な特徴
- 追加料金なしで利用できる(パークチケット以外の支払いは不要)
- 東京ディズニーリゾート・アプリからオンラインで発行する
- パークチケット1枚につき、1人分のプライオリティパスが発行される
- 指定された時間帯に専用の入口から並ぶことで、待ち時間を短縮できる
- 当日の運営状況によっては、実施しない日や時間帯もある
- 発行数には上限があり、なくなり次第、その日の発券は終了する
公式サイトでも、「指定された時間に短い待ち時間で施設をご利用いただけるサービス」「ご自身で体験時間を選択することはできません」といったポイントが明記されています。
「40周年」と付いているけれど終了日は?
名前に「40周年」と入っているので、「周年イヤーが終わったらサービスも終わるの?」と思う方も多いです。現時点では、サービス終了日は明確には決まっていないと案内されています。今後、名称が変わったり、対象アトラクションが入れ替わったりする可能性もあるので、
- 行く前に一度、公式サイト・公式アプリで対象施設とルールを確認する
- ルールが変わっていないか、最新情報をチェックする
というひと手間をかけておくと安心です。
ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション

続いて、ディズニーシーでプライオリティパスの対象になっているアトラクションを整理していきます。
現在の主な対象アトラクション一覧
ディズニーシーの主なプライオリティパス対象アトラクションは、次のラインナップです(季節や運営状況によって変わる可能性があります)。
| アトラクション名 | エリア | タイプ/特徴 |
|---|---|---|
| ニモ&フレンズ・シーライダー | ポートディスカバリー | シミュレーター系ライド。ニモたちと海の世界を冒険 |
| タートル・トーク | アメリカンウォーターフロント | シアターショー。スクリーン越しにクラッシュとおしゃべり |
| 海底2万マイル | ミステリアスアイランド | 暗がりを進むライド。小型潜水艇で海底探検 |
| マジックランプシアター | アラビアンコースト | 3Dシアター+ライブショー。ジーニーのドタバタマジック |
| レイジングスピリッツ | ロストリバーデルタ | 360度ループありのコースター。スリル系代表 |
| インディ・ジョーンズ・アドベンチャー | ロストリバーデルタ | ジープ型ライドで遺跡を駆け抜けるアドベンチャー |
| アクアトピア(期間限定) | ポートディスカバリー | 水上ライド。夏のびしょ濡れモード期間に対象になることあり |
この表を見てもらうとわかる通り、プライオリティパス対象アトラクションは「怖さレベル」「揺れ方」「室内か屋外か」などがバラバラです。誰と行くかによって、優先したいアトラクションががらっと変わってきますね。
タイプ別に見た「おすすめ度」の考え方
ざっくりとタイプ別に「こんな人におすすめ」という視点でまとめると、こんな感じです。
タイプ別おすすめアトラクション
- 絶叫系が好きな人
→レイジングスピリッツ、インディ・ジョーンズ - 子どもと一緒に楽しみたい人
→ニモ&フレンズ・シーライダー、タートル・トーク、マジックランプシアター - 暗いところや閉所が苦手でなければOKな人
→海底2万マイル - 夏に思い切り濡れてはしゃぎたい人
→アクアトピア(びしょ濡れバージョン期間)
特にファミリー層が多い日(休日や長期休み)は、ニモ&フレンズ・シーライダーやタートル・トークのプライオリティパスがなくなりやすいです。一方、平日だとレイジングスピリッツだけ極端に早くなくなって、その後にファミリー向けがじわじわ終わっていく…という日もあります。
「誰と行くか」で優先順位を決める
おすすめなのは、前日までに「誰が何に乗りたいか」を軽く話しておくことです。
「誰と行くか」別おすすめアトラクション
- 絶叫大好きグループ
→レイジングスピリッツ、インディ・ジョーンズ - 小学生メインのファミリー
→ニモ&フレンズ・シーライダー、タートル・トーク、マジックランプシアター - 乗り物酔いが心配
→シアター系(タートル・トーク、マジックランプシアター)
(参考)ニモ&フレンズ・シーライダーは、私はけっこう酔いやすいです…
「みんなで話し合って決めた優先順位」があるだけで、当日アプリを開いたときにサッと決めやすくなります。パークに着いてから悩み始めると、あっという間に貴重な朝の時間が過ぎてしまうので、事前にちょっとだけ話し合っておくのがおすすめですよ。
アトラクションごとの怖さレベルや、子ども向けのおすすめ度をもっと知りたい方は、別記事「ディズニーシーのプライオリティパス対象アトラクション最新ガイド」も参考になると思います。写真や雰囲気まで含めてチェックできるので、イメトレにもぴったりです。
プライオリティパスの取り方

ここからは、プライオリティパスの取り方を「準備編」と「当日編」に分けて、できるだけわかりやすく解説していきます。アプリ操作にあまり自信がない方でも、流れさえイメージできていれば当日かなりラクになりますよ。
来園前にやっておきたい準備
まずはパークに行く前に、次の4つだけは済ませておくのがおすすめです。
- スマホに東京ディズニーリゾート・アプリをインストールしておく
- MyDisneyアカウントを作成し、ログインしておく
- 購入したパークチケットをアプリに読み込んでおく(eチケットなら表示を確認)
- 一緒に行くメンバーとアプリ上で「グループ」を作成しておく
特にグループ作成は大事で、代表者のスマホから全員分をまとめて操作できるかどうかがここで決まります。紙のチケット勢とアプリ勢が混ざっている場合も、グループ機能を活用すればスムーズにまとめられますよ。
アカウント作成やチケットの読み込みは、パークに向かう電車の中でやろうとすると、通信状況によってうまくいかないこともあります。できれば自宅やWi-Fi環境が安定している場所で事前に済ませておくと安心です。
パーク入園後の基本的な取得ステップ
実際にパークに入ってから、プライオリティパスを取得する流れは次の通りです。
- 入園ゲートを通過する(プライオリティパスはパーク入園後でないと利用不可)
- アプリの「プラン」タブを開き、「40周年記念プライオリティパス」をタップ
- グループ内でプライオリティパスを使うメンバーを選択する
- 対象アトラクション一覧から、希望のアトラクションをタップ
- 表示された利用時間帯を確認し、「取得」ボタンを押して確定(下図)

ここで重要なのが、自分で細かく時間帯を選べないという点です。空き枠の中から自動的に割り当てられるので、
- ショーの抽選やレストランの予約時間と大きくかぶっていないか
- 次の予定までに、そのエリアまで移動できるか
といったイメージを頭の片隅に置きながら、パスを取得するのがポイントです。
朝イチは「場所を移動してから」取るのがおすすめ
入園直後はゲート付近の人が多く、スマホの回線が混雑してアプリの表示が重くなりがちです。私の体感では、
- ゲートを抜けたら、少し先の広場や空いているエリアまで移動する
- 立ち止まってから、落ち着いてアプリを起動する
という動き方の方が、結果的に素早くプライオリティパスを取れることが多いです。焦って人混みの中で操作しようとすると、誤タップや通信エラーが起きやすいので、ここは少しだけ落ち着いて動きましょう。
発券時間の「クセ」を意識した取り方のコツ
ディズニーシー プライオリティパス なくなる時間は、アトラクションによってかなり差があります。朝のうちに、
- 「まずこのアトラクションのプライオリティパスを狙う」
- 「次に余裕があれば、ここを狙う」
というように、第1候補・第2候補を事前に決めておくと、迷いが減って取りこぼしも少なくなります。どのアトラクションから取るべきかについては、記事の後半で、もう少し具体的なパターンを紹介しますね。
プライオリティパスの使い方

プライオリティパスは「取る」だけでなく、「どう使うか」で満足度が大きく変わります。この章では、当日の使い方の流れと、スケジュールの組み立て方、そして気をつけたいポイントをまとめていきます。
当日の利用手順をイメージしよう
使い方の基本はとてもシンプルで、次の3ステップです。
- 取得したプライオリティパスの利用開始時間が近づいてきたら、対象アトラクションへ向かう
- アプリの「プラン」から該当のプライオリティパスを開き、QRコード(下図)を入口のリーダーにかざす
- 案内された専用レーンに入り、短い待ち時間でアトラクションを体験する

3歳以下のお子さんは、同伴者がプライオリティパスを持っていれば一緒に利用できるので、「うちの子の分も取らなきゃ?」と心配しなくて大丈夫です。このあたりも、ファミリーにとってはかなり助かるポイントですよね。
エリアと時間を意識した動き方のコツ
プライオリティパスの使い方で一番大切なのは、「時間帯」と「エリア」をセットで考えることです。ディズニーシーはエリアが広く、ロストリバーデルタとアメリカンウォーターフロントを行ったり来たりしていると、それだけでけっこうな時間と体力を消耗します。
おすすめの考え方の例としては、
- 午前中
→ロストリバーデルタ・ポートディスカバリー周辺をまとめて攻める - お昼~午後
→ミステリアスアイランド・アラビアンコースト周辺をうろうろ - 夕方以降
→アメリカンウォーターフロントでショーやグリ、買い物タイム
といったざっくりとした時間割を作り、その中にプライオリティパスの時間をはめ込んでいくイメージです。「この時間帯はこのエリアにいるはず」という目安があるだけで、かなり動きやすくなります。
パーク内の移動時間やルートのイメージをつかんでおきたい方は、パークマップと新エリアをあわせて紹介している別記事「ディズニーシー新エリアの地図攻略ガイド」もおすすめです。地図を見ながらプランを考えると、プライオリティパスの時間調整もしやすくなります。
スタンバイとのバランスを考える
プライオリティパスを持っていると、「パスの時間を最優先で動かなきゃ」と思ってしまいがちですが、スタンバイ列の待ち時間が短くなる“穴場時間帯”も、うまく活用したいところです。
プライオリティパスを有効に使うための考え方
- プライオリティパスの利用時間の前後で、同じエリアの別アトラクションにスタンバイで乗る
- お昼のピーク時間帯は、プライオリティパスでサクッと体験して、食事の時間をずらす
- ナイトショーや夜景を楽しみたい時間帯に、あえてプライオリティパスを入れない
といった組み立て方をすると、「ずっと時間に追われている感じ」が減って、ゆったりした気分で1日を過ごしやすくなります。
プライオリティパス利用時の注意点
最後に、使うときに気をつけたいポイントもまとめておきます。
プライオリティパス利用時の注意点
- 利用時間を過ぎてしまうと、基本的にはそのプライオリティパスは無効になる
- 対象アトラクションがシステム調整や天候の影響で急に休止することがある
- その場合、マルチエクスペリエンス(代替パス)が付与されることもあるが、内容は状況次第
- パスの譲渡・転売は禁止。アプリ上で見知らぬ人に見せたりしないよう注意
どのルールも、みんなが公平にパークを楽しむためのものです。わからないことがあれば、アプリ画面を見せながらキャストさんに相談すると、丁寧に教えてくれますよ。
いつなくなる?パスがなくなる順番と時間の目安

いよいよ本題のひとつ、「プライオリティパスがなくなる時間」について、もう少し深く掘り下げていきます。なくなる順番と時間の目安を知っておくと、「朝イチで何を取るか」「2枚目以降をどこまで狙えるか」の判断材料になります。
なくなる順番のざっくりイメージ
ディズニーシーのプライオリティパスは、日によってバラつきはあるものの、だいたい次のような順番で発券終了になることが多いです。
なくなる順番のざっくりイメージ
- 最優先グループ
→レイジングスピリッツ、インディ・ジョーンズ - 次に早くなくなるグループ
→ニモ&フレンズ・シーライダー、タートル・トーク、マジックランプシアター - 比較的ゆっくり目に減っていくグループ
→海底2万マイル - イベント・季節で一気に人気が上がる
→アクアトピア(びしょ濡れ期間など)
特に休日やハイシーズンは、最優先グループと次のグループがほぼ同じタイミングで一気になくなることも多く、「どれを優先するか」を決めておかないと迷っているうちにどんどん選択肢が減っていく…という状態になりがちです。
時間帯の目安と曜日・季節の違い
あくまで「傾向」としての目安ですが、混雑日〜やや混雑日のディズニーシーでは、次のような感じで発券終了が近づいていくことが多いです。
| アトラクション | 発券終了の目安(平日) | 発券終了の目安(休日) |
|---|---|---|
| レイジングスピリッツ | 開園から約1時間〜1時間半 | 開園から約1時間前後 |
| インディ・ジョーンズ | 朝のうち(9時台〜10時台) | 朝のうち(9時台が中心) |
| ニモ&フレンズ・シーライダー | 午前中(10時前後〜お昼ごろ) | 朝のうち(9時台〜10時前後) |
| タートル・トーク | 午前中 | 朝のうち〜午前中早め |
| マジックランプシアター | 午前中〜お昼前 | 午前中早め |
| 海底2万マイル | お昼前後 | 午前中後半〜お昼前 |
ここでポイントになるのが、
- 平日は、レイジングスピリッツが早くなくなる傾向があり、その後他のアトラクションがゆるやかに終了していく
- 休日は、ファミリー向けアトラクションも含めて9時台〜10時前後までに一気になくなりやすい
という違いです。特に、夏休みや連休など家族連れの比率が高い日は、ニモ&フレンズ・シーライダーやタートル・トーク、マジックランプシアターなどが一気に列を伸ばし、プライオリティパスも早くなくなりがちです。
天候や運営状況による“当日のブレ”
ディズニーシー プライオリティパス なくなる時間は、天気や他アトラクションの運営状況にもかなり左右されます。
天候や運営状況による「当日のブレ」
- 雨の日や強風の日
→屋外コースターのレイジングスピリッツの人気が少し落ち、屋内系(インディ、ニモ、タートル・トークなど)に需要が集中しやすい - インディ・ジョーンズが長期休止中
→スリル系の需要がレイジングスピリッツに集中し、発券終了がさらに早まる - 猛暑日
→屋内シアター系のタートル・トーク、マジックランプシアターの需要が一気にアップ
そのため、「どのアトラクションからなくなりやすいか」を頭に入れつつも、当日のアプリの発券状況をこまめにチェックしながら、柔軟に優先順位を変えていくことが大事になってきます。
この章で紹介している時間は、あくまで「例としての目安」です。実際の発券状況・終了時間は、その日の天候・来園者数・他アトラクションの運営状況などによってまったく違う結果になることもあります。必ず当日、東京ディズニーリゾート・アプリでリアルタイムの発券状況を確認しながら行動してくださいね。
「どうしてもこれは逃したくない!」というアトラクションがある場合は、開園直後〜9時台前半を“勝負時間”と意識して行動するのがおすすめです。この時間帯を少し頑張って動けるかどうかで、その日のプライオリティパスの取りやすさが結構変わってきますよ。
ディズニーシーのプライオリティパスがなくなる時間Q&A
ここからは、プライオリティパスのルールまわりについて、よくある疑問をQ&A形式で整理していきます。無料サービスと有料サービス(DPA)の違い、「発行なし」と表示される理由、1日何回まで使えるのか、同じ施設を再度取得できるのかなど、細かいところまでしっかり押さえておきましょう。
プライオリティパスと有料の違い

まずは、無料のプライオリティパスと、有料のディズニー・プレミアアクセス(DPA)の違いをはっきりさせておきます。この2つのサービスを混同してしまうと、せっかくの予算や時間の使い方がちょっともったいなくなってしまうので、ここはしっかり整理しておきたいところです。
無料:プライオリティパスの役割
プライオリティパスは、ここまで解説してきた通り、パークチケットがあれば追加料金なしで使える待ち時間短縮サービスです。対象になるのは、レイジングスピリッツやニモ&フレンズ・シーライダー、海底2万マイルなど、「人気だけれどDPAほどの超・長時間待ちにはなりにくい」中核クラスのアトラクションが中心です。
特徴としては、
- 利用時間はアプリが自動的に割り当てる(自分で細かく選べない)
- 1つ取得したら、120分経過または利用開始時間のどちらか早い方で次の1枚が取れる
- 発券数に上限があり、なくなり次第その日の発行は終了
といった感じで、「無料だけれど、ルールの範囲内でうまくやりくりしてね」というスタイルのサービスになっています。
有料:ディズニー・プレミアアクセス(DPA)の役割

一方、有料のDPAは、ソアリンやトイ・ストーリー・マニア!、センター・オブ・ジ・アースなど、ディズニーシーの中でも最上位クラスの人気アトラクションが対象です。特徴は、
- 1回ごとに料金を支払って購入する(日によって価格が変動)
- 希望時間帯をある程度自分で選んで購入できる
- プライオリティパスとは対象アトラクションがほぼ別ラインナップ
という部分です。イメージとしては、「どうしてもこの時間にこのアトラクションに乗りたい!」という願いをお金の力で叶えてくれるサービス、みたいな感じですね。
両方をどう使い分ける?
私のおすすめは、次のようなハイブリッド型です。
- どうしても外したくない超人気アトラクション
→ 予算の範囲でDPAも検討する - それ以外の定番どころ
→ プライオリティパスをうまく使って効率よく回る
具体的には、
- 朝イチにソアリンやトイマニのDPAを購入して時間を確保
- 同時に、プライオリティパスでレイジングスピリッツやニモを押さえる
- 空き時間はスタンバイやショッピング、グリーティングに充てる
といった組み立て方をすると、お金と時間のバランスを取りながら、ストレス少なめに1日を過ごせることが多いです。もちろん、予算は人それぞれなので、DPAは「ここぞというタイミングでだけ使う」くらいの気持ちでOKですよ。
プライオリティパス「発行なし」はなぜ起きる?

アプリでプライオリティパスを見ていると、「発行なし」「現在、取得できません」と表示されることがあります。この表示は最初びっくりしますよね。ただ、理由はいくつかパターンがあるので、一つずつ落ち着いて見ていくと状況が整理しやすくなります。
理由1:アトラクションが運営休止している
もっともわかりやすいのが、対象アトラクション自体がメンテナンスやリニューアル工事などで終日運営休止しているパターンです。この場合、そもそもスタンバイですら乗れないので、プライオリティパスも当然「発行なし」という表示になります。
行く前に、「運営カレンダー」「アトラクション運営状況」を公式サイトで確認しておくと、「楽しみにしていたのにやっていなかった…」という残念な事態をかなり防げます。
理由2:季節限定でしか対象にならないアトラクション
アクアトピアのように、夏の“びしょ濡れバージョン”実施期間中など、特定の時期だけプライオリティパス対象になるアトラクションもあります。それ以外の時期には、プライオリティパスの一覧にそもそも表示されなかったり、「発行なし」となっていたりします。
「あれ、ネットの記事では対象って書いてあったのに…」という場合は、この季節要素が関係していることも多いです。
理由3:その日全体としてプライオリティパスを実施していない
公式の案内にもある通り、「運営状況等により、実施しない日や時間帯があります」というケースがあります。これは、
- 全体的に空いていて、スタンバイだけでも十分スムーズに回れる日
- システム調整や運営上の理由で、プライオリティパスサービス自体を止めている時間帯
などが考えられます。この場合、「対象アトラクション自体は運営しているけれど、プライオリティパスだけ実施していない」という状態になることもあります。
理由4:発券終了後のキャンセル再発行タイミング
一度「発券終了」になったあとでも、ゲスト側のキャンセルによって、ごく短い時間だけ枠が復活することがあります。このとき、
- 一瞬だけ「取得可能」になったり
- すぐまた「発券終了」「発行なし」に戻ったり
といった動き方をするため、「さっきまで発券終了だったのに、また発行なし?どっち?」と見え方がややこしくなることがあります。こういう時は、あまり深追いせず、「取れたらラッキー」くらいの気持ちで構えておくのが精神的にもラクかなと思います。
「発行なし」の理由は、アトラクションや日付によって本当にさまざまです。その日の対象アトラクション一覧と、アトラクション運営状況(休止情報)をセットでチェックすると、かなり理由が絞り込めるのでおすすめですよ。どうしてもわからないときは、アプリ画面を見せながらキャストさんに確認してみてください。
プライオリティパスは複数枚取得できる?1日何回使える?

次によく聞かれるのが、「プライオリティパスって何回まで取れるの?」「1日何回使えるの?」という疑問です。ここはルールと現実的な上限が少し違うので、分けて考えていきましょう。
ルール上の制限:次の1枚が取れるタイミング
まず、プライオリティパスの「次の1枚」を取れるタイミングについてのおさらいです。1枚取ったあと、次のいずれか早い方のタイミングで、別のアトラクションのプライオリティパスを取得できるようになります。
- 前のプライオリティパスを取得してから120分(2時間)経過したとき
- 前のプライオリティパスの利用開始時刻になったとき
たとえば、9:05にプライオリティパスを取得した場合、
- 利用開始が13:00なら、2時間後の11:05から次の1枚が取れる
- 利用開始が9:40なら、9:40から次の1枚が取れる
というイメージです。朝に「近い時間帯」のパスを引けると、それだけ早く2枚目に進める、というのがポイントですね。
理論上の回数と“現実的な上限”
ルールだけを見ると、「1日◯回まで」という明確な上限は存在しません。極端な話、
- 9:05に1枚目
- 11:05に2枚目
- 13:05に3枚目
- 15:05に4枚目…
というように、2時間ごとに理論上は何枚も取れてしまいます。ただ、現実には、
- 人気アトラクションのプライオリティパスは午前中のうちにほとんど発券終了してしまう
- 遅い時間帯に残っているのは、一部の比較的待ち時間が短いアトラクションだけ
ということが多いので、実感としては1人あたり2枚、多くて3枚取得できればかなり優秀、という感覚かなと思います。(もちろんその日の混雑度合いによって変わりますけどね)
「何回取れるか」より「どこに使うか」を優先しよう
経験上、枚数にこだわりすぎると、
- アプリの画面ばかり気にしてしまって、ゆっくり景色を楽しめなくなる
- ずっと“次の1枚”を追いかけていて、気づいたらヘトヘトになっている
という状態になりがちです。なので、「今日はこのアトラクションのプライオリティパスが1枚取れたら大成功!」くらいの気持ちで計画しておくのがおすすめです。
もちろん、うまくハマって2枚目・3枚目まで取れたらラッキーですが、まずは「絶対に押さえたい1枚」を朝イチで取りにいく、という考え方で動いた方が、結果的に満足度は高くなりやすいと感じています。
同じ施設を再度取得できる?

「レイジングスピリッツが大好きだから、プライオリティパスで2回乗りたい!」「ニモが子どもに大ヒットしたから、もう1回プライオリティパスを取りたい」というケースもありますよね。同じ施設のプライオリティパスを再度取得することは可能ですが、ここには通常のルールとは少し違った制限があります。
同じ施設の再取得ルール
同じアトラクションのプライオリティパスを再度取得できる条件は、次のどちらかが成立したときです。
- すでに持っているプライオリティパスを実際に利用したあと
- そのプライオリティパスの利用終了時間を過ぎたあと
たとえば、10:30〜11:00のレイジングスピリッツのプライオリティパスを持っているとします。この場合、
- 10:30〜11:00の間に実際に乗ってしまう
- あるいは11:00を過ぎる
までは、2枚目のレイジングスピリッツのプライオリティパスを取得することはできません。
人気アトラクションでは「現実的には難しい」理由
ここでネックになるのが、人気アトラクションほどプライオリティパスが朝のうちに完全に発券終了してしまうという事実です。たとえば、
- 9:00ごろに「13:00〜14:00」のレイジングスピリッツのプライオリティパスを取得
- 2枚目を取れるのは、13:00以降に1回目を利用したあと
というケースだと、13:00の時点では、そもそもその日のレイジングスピリッツのプライオリティパスがすべて発券終了している…という状況がほとんどだと思ってもらってOKです。
つまり、ルール上は「同じ施設を再度取得できる」ものの、人気アトラクションについては現実的に2枚目を取るのはかなりハードルが高いというのが正直なところです。
同じアトラクションに何度も乗りたいときの考え方
どうしても同じアトラクションを複数回楽しみたい場合は、
- 1回はプライオリティパスで短い待ち時間で乗る
- 別の時間帯にスタンバイ列に並んで乗る
という組み合わせ方がおすすめです。特に、
- 開園直後のスタンバイ列(まだ待ち時間が短めな時間帯)
- パレードやショーの時間帯で、スタンバイ列が一時的に空くタイミング
などを狙うと、「スタンバイで2回目」「プライオリティパスで1回目」という形で合計2回楽しめることもありますよ。
結論として、プライオリティパスは「同じ人気アトラクションに何度も乗るためのもの」ではなく、「違うアトラクションを効率よく楽しむためのもの」と割り切るのが、気持ち的にもラクかなと思います。同じアトラクションを何度もリピートしたい場合は、スタンバイとの組み合わせでうまく調整してみてくださいね。
まとめ:ディズニーシーのプライオリティパスがなくなる時間を知って有効活用しよう!
ここまで、ディズニーシー プライオリティパス なくなる時間の傾向や、なくなる順番と時間の目安、取り方・使い方、何回まで取れるのか、同じ施設を再取得できるのか、といったポイントを一気にお話ししてきました。
あらためて大事なのは、
- プライオリティパスは無料で使える心強い味方であること
- なくなる時間は「アトラクションの人気」「曜日・季節」「運営状況」で大きく変わること
- ディズニーシー プライオリティパス なくなる時間は、ざっくり「朝〜午前中勝負」と考えて動くと安心なこと
- 何回まで取れるかより、「どのアトラクションにどう使うか」を決めておく方が満足度が高いこと
この4つかなと思います。
ディズニーシーのプライオリティパスを上手に相棒にして、あなたの1日が「待ち時間も含めて楽しかった!」と思えるような、素敵な思い出になりますように。パークで、たくさんの“魔法の時間”を味わってきてくださいね。
本記事の情報は記事執筆時のものです。最新情報については、必ず東京ディズニーリゾート公式サイトや公式アプリ、各種公式サイトでチェックしてくださいね。

